受験勉強のやる気を下げないために心掛けるべき3つの法則

受験勉強が長続きしない原因の1つに“やる気がでない”というものがあります。

人は何か行動をする際に、その行動に対する気持ちやモチベーションによって行動の継続性や成果が大きく変わってきます。勉強のやる気がある人とない人とでは、同じ時間勉強していても、覚えた知識の量も解けた問題の数も変わってくるのです。

つまり、受験に合格するには勉強のやる気を出すこと、そして、そのやる気をどれだけ継続させるかが大きなポイントとなってきます。しかし、始めた当初はやる気に満ち溢れていても、時間が経つにつれてどんどんやる気がなくなってきている・・・そんな経験をした人も多いことでしょう。

そこでここでは、一度出したやる気を下げないために受験勉強をする際に心がけて欲しい3つの法則についてお話します。今から紹介するもののうち、特に自分が「なるほど~」と思ったことを勉強する際に心がけるだけで、自分の中で引き上げた受験勉強に対するやる気が下がりにくくなるでしょう。

 

1.モチベーションを維持することの難しさ

モチベーションを維持することの難しさ

受験勉強は、学校で定期的に開催されるテストとは異なり、早い段階から受験対策の勉強や準備をしておく必要があります。ですがそれ以上に大変なのは、勉強に対するモチベーションを維持することです。

おそらくやり始めの頃は、勉強の対するモチベーションは高くなっているため、多少タイトな勉強計画を立ててもすんなりこなせるでしょう。しかし、時間が経つにつれてモチベーションが下がってくると、一気に勉強効率は悪くなります。

これは、その人の忍耐力がないなどといった根性論の話ではなく、誰でも時間が経てばモチベーションは下がるもの。つまり受験生の誰もが一度は勉強に対するモチベーションを下げているのです。

例えば夏休みの宿題でも、最初の頃は誰にも何も言わずに進めていけたのに、日にちが過ぎるとどんどんペースが落ちていき、最終的には何もやる気が起きなくなってしまった・・・といった経験をされた人もいると思います。

そして2学期が始める3日前くらいに宿題が残っていることに気づき、徹夜して片づけた人も多いと思います。これも約40日間という長い夏休みの中で「宿題をするぞ」というモチベーションが徐々に薄れていったことが原因で起こることです。

しかし、受験勉強と夏休みの宿題とではやらなかった時の重要度がまるで違います。夏休みを忘れてきても、先生に怒られるくらいで済みますが、受験勉強を怠れば希望の学校に入れない可能性が高まります。

言い換えれば、受験勉強を怠けたばっかりに自分の人生が思っていた方向に進めなくなってしまうのです。そうした結果にならないためにも、しっかりと受験勉強に取り組む必要があり、そのためには勉強に対するやる気をいかに下げることなく持ち続けることかが重要になってきます。

ただ、こうしたやる気の維持やモチベーションの低下を防ぐ方法については、残念ながら学校や学習塾では教えてくれません。

受験勉強において、やる気、モチベーションは自動車におけるガソリンのようなものです。受験で成功するためには、常にガス欠にならないよう給油し続ける具体的な努力が必要があり、その方法を自分自身で確立できるかどうかが、しっかり受験に備えられるかどうかに大きく影響してきます。

 

2.今すぐできる勉強のやる気を下げない3つの方法

今すぐできる勉強のやる気を下げない3つの方法

やる気を上げる方法は、書籍やインターネットなどで色々と紹介されています。しかし、こうした情報を頼って実践したとしても、長続きする人はほんのごくわずかしかいません。

なぜなら、こうした書籍やホームページで“やる気を上げる方法”を探している人の多くはやる気を自分の外側から求め取り入れようとしているからです。例えば

やる気の出る言葉
やる気の出る音楽
やる気の出る映像
素晴らしい教師や講師との出会い

などを手に入れ、外部からやる気を分けてもらおうとしています。こうした方法は、決して悪い事ではありませんが、あくまでこれは他人任せ、運任せの要素に依存している部分が大きく根本的な解決にはなりません。

つまり、やる気を上げてそれを維持するためには、自分の内側から出るような形を作るのがベスト。そうすることによって、自分のやる気をコントロールして継続的に持ち続けることができるのです。

では勉強に対するやる気を自分の内側から出すにはどうしたらいいのか?ここでは具体的な方法を3つ紹介します。

2-1.1日単位で勉強の計画を立てる

受験で合格するためには、ある程度計画を立てて勉強に取り組む必要があります。実はこの計画の立て方次第でやる気が維持できるかどうかが変わってくるのです。

受験勉強を効率よく打進めるうえで計画を立てるのは必須事項といってもいいでしょう。ただ問題は「どこまで細かく計画を立てればよいか?」という部分。

多くの人がやってしまう間違いとは、この勉強計画を時間単位で作ってしまうことです。まるで学校の授業のように「この日のこの時間は英語を、そのあとに古文を・・・といった感じですね。

確かに細かく計画を立てれば立てるほど、何の勉強をどのくらいやればいいかが明確になるため、一見効率よく進められるように見えます。しかし、綿密な計画を立てれ馬垂れるほど、時間に縛られてしまうため、勉強に対するモチベーションは低下しやすくなるのです。

ですので、勉強の細かい計画はあえて立てずに、その日勉強する項目はその日決めるくらいの余裕をもって取り組んだ方がいいでしょう。ただ事前に受験までに何を勉強するかくらいは書き出しておいて、やるべきことを明確にしておくことをお勧めします。

あらかじめ勉強する時間まで決めてしまうと、制限時間を迫られているような窮屈なプレッシャーを感じてしまい、それが勉強に対するやる気を損なう原因の1つとなっています。こうした余計なプレッシャーを排除するためにも、あまり時間単位まで区切らず、多少ゆとりをもった計画を立てて取り組んだ方がモチベーションは下がりにくいです。

2-2.とりあえずパラパラ教科書を開いてみる

好きな教科や得意な教科であればやる気も出るし比較的スラスラ解けるため、やる気もそれなりに出てきますが、不得意な教科や嫌いな教科をする時は、始める時点からある程度やる気も下がってしまいませんか?

そんな時は、とりあえず教科書や参考書をペラペラめくるだけでもいいので、その教科に関する情報を入れるよう心掛けてください。そうすることによって、徐々にやる気が出てきて本格的に勉強する気がこみ上げてくるはずです。

このように、苦手な教科についてはいきなりガッツリ勉強しようとはせず、まず触りだけをチョコチョコ確認するような感じで始めていってください。そうすることによって少しずつではありますが苦手意識が薄れていくのです。

こうした方法を専門用語で「サイオン効果」と呼びます。

モチベーションを無理に上げてもそれは一過性のものに過ぎず、すぐに切れてしまいます。内側からやる気を出すためには、まずは苦手意識を徐々に薄れされてから取り掛かるのが良いのです。

多少時間はかかってしまいますが、一度やる気が出ればあとは勢いのまま勉強に取り掛かることができるはず。このようにして、苦手教科の勉強をすることによって各教科まんべんなく取り組むことができます。

2-3.「勉強する」を習慣づける

最も理想的な状態は、気持ちややる気の変化に関係なく、勉強に取り組めるようになることです。そうなるためには「勉強すること」を習慣づけるのが一番です。

勉強することが習慣になると休みの日だろうが何だろうが勉強しないことに多少の違和感を覚えるようになります。つまり勉強するという行動がすることが自身のライフサイクルの1つになり、それをしないと自分のリズムが崩れてしまうわけです。

勉強を習慣化する最大のメリットは、やる気やモチベーションに左右されなくても勉強ができてしまうという点。ですから「勉強しないと!」と思う前に勝手に始めてしまえるのです。

ただし、こうなるためには「勉強すること」を毎日続ける必要があります。今までの生活サイクルに「勉強する」という新たな項目を入れるわけですから、ちょっとやそっとの努力で何とかなるものではありません。

勉強を始めた頃はまず「勉強することを習慣化する」ことを心掛け、なるべく毎日勉強するようにしてみましょう。その際勉強時間は多少短くてもかまいません。

むしろいきなり長時間の勉強をすると、後々やる気が失せて途中で挫折する可能性が高くなります。1日の勉強時間を延ばすことよりも、短い時間でも毎日やるような気持ちで取り組んだ方が習慣化させやすいので、ぜひ心掛けてください。

 

最後に

受験勉強は決して一夜漬けでなんとかなるものではありません。大学受験であれば早い人なら高校1年生から取り掛かっている人だっていますし、どんなに遅い人でも高校3年生になれば受験を意識するはず。

つまり、受験に合格するためには少なくとも1年は勉強に対するモチベーションを上手にコントロールする必要があります。人間ですからやる気を上げっぱなしにすることはできませんが、低くなった時にどうやって上げるかを考えておくことも受験を乗り切るうえで大切なことです。

受験の結果はいかに当日までしっかり準備してきたかで大きく結果は変わっていきます。この長い準備期間を乗り切るために一番必要な要素が、やる気、モチベーションを維持し続ける・・・という事です。

上手く自分のやる気を付き合い、後悔のない受験勉強をしてください。そうすることによって、自分が望む大学に進学し、理想的な人生を歩むことができるはずですから。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


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時間をかけて学ぶ事ではなく時間を使わないように工夫をすべきなのです。


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