教科書や参考書の内容をサクサク覚えるための裏ワザ

「教科書や参考書・・・覚えるのはいいけどもっとサクサク覚えられないかな?」

と思いますよね。

勉強するうえで基本となるのはやはり教科書や参考書になります。

試験にせよテストにせよ基本的には教科書や過去問から導き出された参考書に書かれているところから出題されるため、教科書・参考書の内容を理解し、覚えることが試験合格の近道です。

ところが、いくら教科書を読んで覚えようとしてもなかなか頭にはいっていかず、苦労している人も多いと思います。

サクサク覚えたいのに・・全然進まない。

また教科書ではなく参考書を使って覚えようとしても、選んだ参考書によっては教科書以上に覚えるのが大変だったりします。

そこでここでは、学習塾の講師をしていた方の監修のもと、教科書や参考書をサクサク覚えられない人と覚える人の違いからわかった教科書に書かれている内容をすんなり覚えることができる方法を紹介します。

この方法を実践すれば、何種類も参考書を買うことなく、教科書だけで試験を乗り切ることができるので、ぜひ実践してください。あまり考えずに単純作業のようにこれをやることが最大のポイントですので是非実践してくださいね。

覚える方法を実践する前に・・・

覚える方法を実践する前に・・・

教科書の内容を覚える方法をお話しする前に、まず知っておかなければいけない事実があります。それは人が一冊の本を読んだ時に覚えられる量についてです。

絵本など圧倒的に文字が少ない本であっても、書かれている内容を一時一句覚えることはできません。ましてや教科書は小説と違って自分の感情が揺さぶられにくいため、なおさら記憶に残りにくいはず。

つまり教科書の内容をすべて覚えるのは人間の限界を超えていることなのです。

一般的に小説や雑誌を全て読んで、そこから覚えられたことは全体の3%もないでしょう。これが教科書ともなれば、1%でも覚えていればかなり記憶力が良いと言えると思います。

そのくらい“教科書を覚える”というのは大変な作業なのです。どれだけじっくり丁寧に読んでも、時間をかければそれだけ頭に入れた情報はどんどん忘れていってしまいます。

何度も読み返したり、線を引いたりする人もいますが、それでも教科書全てを網羅するのは不可能なはず。もちろんきちんと記憶しているところもあると思いますが、量で考えるのなら“覚えられない量”の方が圧倒的に多いのが現状です。

ではこの覚えられない量をどう頭に詰め込むのか・・・?先ほども言ったように、教科書に書かれている内容を全部覚えるのは人間の記憶や暗記の限界をはるかに超えているため、事実上不可能。

ストレートに言えば、全て覚えられるわけがないのです。

 

覚えられない人が陥りがちな失敗

覚えられない人が陥りがちな失敗

どれだけ頑張って記憶力をアップしたり効率的に暗記する方法を実践しても、できることとできないことがあります。そして教科書に書かれていることを全て覚えることは残念ながら“できないこと”に該当します。

しかしだからといって試験で良い結果が残せないかというと、そんなことはありません。大事なのは『教科書の内容を全て覚えるのは無理』という現実をどう受け止めるか・・・ということ。

これによって覚えられる人と覚えられない人とに別れるといっても言い過ぎではありません。もっと言えば、この事実を知っておかなければ一生教科書の内容を覚えることはできないでしょう。

覚えられない最大の原因は「全部覚えよう!」という意欲にあります。一字一句漏らすことなくすべて暗記する・・・こうした高すぎるハードルを越えようとする意思が逆に学習効率を下げてしまうのです。

確かに一字一句読んで覚えようとすると“暗記している”という実感はあります。しかしあるのは実感だけで頭にはすぐに入ってすぐに忘れ去られてしまうのです。

暗記が苦手な人でもどんどん記憶できてしまう8つの暗記法」で紹介しているような方法を実践したとしても、人には記憶できる量の限界があるので教科書の内容全てを覚えることはできません。そして無理なことを一生懸命頑張るあまり、ストレスと疲労が溜まり、最終的に勉強が嫌いになってしまうのです。

さらに、全部を覚えようと実践している時に出ている“勉強している感覚”も手伝って、覚えることに必死になってしまいます。実際に教科書全部を覚えるのは大変ですから、辛い努力と時間を使って勉強することが当たり前と感じてしまうのです。

そうなると、短時間でラクしてできる勉強に不安を覚えてしまいます。本当はもっと簡単にできる勉強法があるにもかかわらず「そんなんじゃ覚えられない!」と決めつけ、どんどん辛い道に入っていく。

その結果、時間や労力をかけた割に結果が出ないため「自分は頭が悪い」という結論に辿りついてしまうのです。

教科書の内容を覚えるのであれば、まずは全て覚えようとしないこと。要所とポイントだけを押さえておけば、少なくとも試験で散々な結果になることはありません。

 

教科書の内容を覚える具体的な方法

教科書の内容を覚える具体的な方法

教科書を丸暗記しようとすると、労力と時間だけがかかってしまい、大した効果をあげることができません。大事なのは教科書に書かれてある内容のポイントだけを正確につかみ、それ以外のところは流すこと。

そうすることで、全てを把握しなくても試験で良い結果を残すのに必要な情報だけを知識として手に入れることができるのです。では具体的にどのように学習すれば教科書の内容を覚えることができるのか?

これまで勉強で好成績を収めてきた人達は、それぞれ独自の勉強法で学力を上げて試験に挑んできました。ただ、教科書の内容を覚える方法というのは、そこまで大きな違いはなく次の4点をしっかり押さえることが大切になってきます。

1)教科書を7回読む

弁護士の山口真由さんは【プレジデントFamily】というサイトで、東京大学の受験勉強や司法試験の勉強の際に“教科書を7回読む”ことを心掛けていたとで話しています。山口さんの覚え方の基本は「習うより慣れろ」。とにかく教科書に目を通す回数を増やし、読んでいるうちに覚えてしまうような習慣を身につけることがポイントです。

教科書を7回読む 参考:プレジデントFamily

もちろんただ7回読むだけでなく、それぞれ読む回数によって意識することを変え、それによって教科書の内容を覚えていったのです。

1~3回・・・土台作り

出題範囲を把握し、見取り図を作るための作業。細かい文章とはとりあえず流して大きな見出しなどを追うようにして試験に出題される範囲の全体像を頭に入れていきます。

4~5回・・・理解度の向上

流し読みしていた教科書の情報が少しずつ自分の中で引っかかるようになり、より細かい意味が頭の中に入ってきます。そして5回目を読み終えた時には教科書の理解度は8割程度になっているそうです。

6~7回・・・細かい部分を含めた最終段階

“覚える”というよりは見出しを見て自分なりの言葉で説明が思い浮かぶかどうかをチェックしていきます。全体像はすでに頭に入っているため、読むスピードも最初に比べて早くなっているため時間もかかりません。

2)一字一句覚えるのをやめる

まず何よりも“完璧主義”であることを捨てることが大切です。これまでお話ししてきたように、一字一句覚えようとしてもできませんし、よしんば覚えたとしても試験当日までには忘れてしまっているからです。

確かに教科書に書かれてあることを全部頭に叩き込んでおけば、試験はその範囲からしか出ませんから、どんな問題が出ても答えられる・・・と思いがちです。しかし試験で求められるのは教科書に書かれていることそのものではなく「どれだけ内容を理解しているか」という理解度です。

つまり、三日三晩教科書とにらめっこして全部暗記したとしても、教科書に書かれている内容がそのまま問題に出るとは限らないということ。何度も言うように教科書に書かれていることを一字一句覚えるのは無理なので、絶対にやらないようにしましょう。

3)覚える順番を決める

教科書の内容を覚えるのに大事なのは、どんなテーマについて書かれているかを理解すること。言葉は違っても本質が理解していれば、試験を乗り越えることができます。

基本的に教科書はさまざまなテーマに沿って構成されており、また1つのテーマの中でもさらに細かいテーマに細分化されています。こうしたテーマは“見出し”によってカテゴライズされているため、まずは見出しから覚えるようにしましょう。

例えば歴史の場合、まず各時代(鎌倉時代や江戸時代など)といった大きなテーマがあり、そのテーマの中でも重要なワード(戦の名前や年号)があります。そして次にそのワードに関わるワード(人の名前など)があります。

このように【テーマの全体像→大見出し→小見出し】という順番で覚えていくと頭の中で整理しやすく、理解もしやすいため、記憶として残りやすいです。

4)教科書ではなくノートで覚える

教科によっては教科書を読むだけでは内容を理解できないものもあります。特に国語や数学は、比較的理解力を問われる問題が多いため、どれだけ教科書を覚えても理解力が上がりにくい傾向があります。

そこで利用するのが授業の時にとったノートです。「勉強できない人がやりがちな間違ったノートの取り方8選」でも話しているように、ノートはただ板書を写せばいいだけではなく、読み返した時に授業の内容がきちんと理解できるものをつくっておかなければいけません。

つまり、問題の解き方やポイントを覚えるのは教科書よりもノートを使ったほうが効果的だということ。特に数学は、教科書の内容を読んで覚える方法が使えないため、参考書を使って覚えるといいでしょう。

数学は数字こそ違えど、試験に出題される問題の傾向が何パターンかに分けることができます。このパターンを覚えて、その解き方を理解すれば正解にたどり着くことができます。

このように、教科書を読んで覚えることが難しい教科は、ノートや参考書を代用して覚えることで攻略することができます。

 

まとめ

教科書の内容を覚えることは試験を攻略するうえで欠かせないポイントの1つです。しかし、書かれていること全てを暗記する必要はどこにもありません。

大切なのは教科書が何を伝えているのか?何を学んでほしいのか?を理解すること。

これされ分かれば、ポイントだけ覚えておくだけで十分試験で良い結果を残すことができます。上手に教科書の内容を覚えられる、効率の良い勉強法を自分なりに模索してみてください。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


努力の仕方が重要なのです。


時間をかけて学ぶ事ではなく時間を使わないように工夫をすべきなのです。


そのためには勉強法を試す必要があります。


このサイトでは科学的に効果のあると言われる手法から効果のあったと言われる手法などをシェアしていきます。


これによってあなたが自分自身の可能性を見失わないようになってほしい。


そう思っています。


マナブでは世におけるあらゆる勉強法を提供したいと思っています。


このサイトとの出会いが世界中の人たちにとって可能性を広げるキッカケになることを願っています。