『メンタリズム勉強法』を活用したチョー簡単な漢字の覚え方

小学校に入学し、最初に暗記が必要になるものが“漢字”です。漢字は日本で勉強する限り、避けて通ることができないものです。

実は2013年1月に、タレントの坂口杏里さんがテレビで漢検1級の問題50問をその場で全部覚えることに成功した勉強法が紹介されました。坂口さんは幼少の頃から大の勉強嫌いで決して成績も良くなかったことで有名なのですが、そんな坂口さんでも漢検1級の問題を50問覚えることができたのです。

この時紹介された勉強法は「メンタリズム勉強法」という少し特殊なものでした。ここでは、メンタリズム勉強法がどのようなものなのかを紹介するとともに、この勉強方法を活用した漢字の覚え方を解説していきます。

メンタリズム勉強法とは

 

漢字の覚え方をお話しする前に、まずメンタリズム勉強法がどういったものなのかを説明します。メンタリズム勉強法とは“メンタリスト”として活動していたDaigoさんが提唱した勉強法で、心理学の一種を応用したものです。

Daigoさんがメンタリズムをテレビで披露する時はマジックやイリュージョンのような少し派手なパフォーマンスをしていたため、超能力か手品か・・・と思った人も少なくないと思います。ですが実際は、脳の働きや思い込みや心理状態を上手に利用したもので超能力の類ではありません。

そして、Daigoさんがテレビで使っていたメンタリズムを勉強や暗記に応用したのがメンタリズム勉強法です。

もともとメンタリズムは、心理学をベースとしているため、勉強や練習などを繰り返すのにも活用することができます。また勉強以外にも恋愛や子育て、さらにはダイエットなどあらゆる分野にも応用が可能です。

そしてメンタリズムを勉強に活用することによって

プレゼン能力
整理整頓能力
情報処理能力
記憶力

など、勉強だけでなく社会人としても役立つ能力をより効率よく向上することができます。

 

メンタリズムを活用した漢字の覚え方

 

メンタリズムは、心理学を応用したテクニックの1つであり、超能力の類ではありません。また自分自身にマインドコントロールをかけて脳に刻み込む・・・みたいな怪しいものでもありません。

日々の勉強や暗記をする中でちょっと工夫することによって『無意識に暗記せざるを得ない仕組み』を作ることがメンタリズム勉強法の基本です。そのため、工夫次第で誰でも簡単に取り組むことができます。

このメンタリズム勉強法を活用して漢字を覚えるには、具体的には次の5つの工夫をすることがポイントです。その5つとは

1)簡単な問題を5分解いてから始める
2)連想の力を利用して覚える
3)眠くなったらノートに絵を描く
4)トイレのドアに漢字の問題を貼る
5)消しゴムをなるべく使わない

です。ここで1つずつこれらの工夫による漢字の覚え方を紹介していきます。

1)簡単な問題を5分解いてから始める

人は「できる」と思ったものに対して積極的にできますが、「できない」と思ったものついてはなかなか行動に移すことができません。これは勉強や暗記も同じで「できない」と感じたらやる気も上がらないし暗記してもなかなか覚えることができません。

これは人の思い込みによるものが原因で“苦手”と感じるとやる気にブレーキがかかってしまい、パフォーマンスにも大きく影響を及ぼします。そのため、暗記をする際にはまずこの「できない」という思い込みを払拭することが大切。

ではどのように「できない」という思い込みを捨てればいいのか?それは、まず自分ができるものを5分間だけ取り組んで自分に自信をつければいいのです。

例えば漢字を覚えるのは苦手でも「数学だったら得意」「社会は好き」なのなら、5分間だけ数学や社会の勉強をします。数学や社会を勉強しても漢字を覚えることはできませんが、こうした得意なことや簡単にできることをやることによって「自分はできる」という自信を植え付けるのです。

言ってみれば、運動する前の軽い準備運動のようなもの。ただ運動でも、ちゃんと準備運動をしないと大怪我をしてしまうように、暗記でもしっかり“覚えやすい状態”を作っておかないと全く身にならず時間だけが過ぎていくことになります。

そうならないためも、まずは自分に自信をつけるために、5分くらい得意なものをやって「自分でもできる」という気持ちを持ってから漢字の暗記に挑戦しましょう。

2)連想の力を利用して覚える

漢字には1文字ごとに意味がありますし、部首やつくりをみてもそれがどういった言葉なのかを知ることができます。例えば魚へんがつく漢字は魚介の名前であることが多いですし、部首がにくづきの漢字は体の一部を表す漢字が多いです。

漢字を覚える時、文字の書き方やどういった字なのかを暗記しようとしても、できるものとできないものがあります。それで覚えられるのであれば問題ないのですが、覚えられないのであれば別の方法で覚えるしかありません。

そこでおすすめするのが漢字から“連想して”覚える・・・という方法。昔から連想ゲームのような遊びがあったと思いますが、それを応用して漢字を覚えていくのです。

そもそも脳は、個人的な経験で生まれた記憶(エピソード記憶ともいいます)は忘れにくく覚えやすい傾向があります。この仕組みについては「努力ゼロでも忘れることなく記憶できる究極の暗記方法」でも詳しくお話ししています。

つまり、こうした記憶に覚えたい漢字をうまく結びつけることで、脳に定着させることができます。例えば外出した際に街で見かける看板に書かれている漢字をちょっと意識してみるだけでも「そういえば前あそこの看板に書いてあったよな」と当時のエピソードと一緒に漢字の記憶をよみがえられることができます。

また授業中に先生が言ったダジャレやくだらない話もノートにメモしておくのも効果的です。

一見勉強には不要なことですが、ノートを読み返した時、先生が言っていたことを思い出すことによって「そういえば先生こんなこと言っていたな~」と授業の様子を思い出すきっかけになります。そこから授業の内容を振り返ることができ、勉強したことや習った漢字が忘れにくくなるのです。

3)眠くなったらノートに絵を描く

授業中や暗記をしている最中、ついつい眠たくなってしまうことはあると思います。どれだけ集中力を高くもって勉強していたとしても、常に100%の状態をキープできるわkではないため、どこかのタイミングで睡魔が襲ってきても不思議ではありません。

特に暗記は、非常にシンプルな作業ですから、興味を失いやすい勉強です。寝転んで暗記していたらいつの間にか寝ていた・・・なんて経験をした人も多いはず。

そんな暗記中の眠気を吹き飛ばす方法が1つあります。それは“ノートに絵を描く”です。

そもそも眠気が襲ってくるのは、脳に酸素が行き届かなくなり、集中力が切れかかっていることからくるもの。そこで絵を描くことによって想像力が刺激され、脳の働きの低下に歯止めをかけることができるのです。

学校で授業中に机や教科書に落書きしたことがある人も多いと思いますが、実はこうした行動は集中力を下げないための方法としては非常に有効なのです。ですので眠たくなったら頭をリラックスさせる意味で、ノートの端などに絵を描いてみましょう。

もちろん絵が上手かろうが下手だろうが関係ありませんし、描くことに意味があるわけですから落書き程度で問題ありません。またこの方法は集中力低下の応急処置的なものなので、絵を描くことに時間を費やす必要もありません。

絵を描いてもまだ眠い・・・というのであれば、思い切って仮眠を取ったほうがおすすめ。5~15分くらい取れば脳もリフレッシュされるので、自宅などで勉強している時は“仮眠”という選択肢も選べるようにしましょう。

4)トイレのドアに漢字の問題を貼る

トイレというのは1人で集中して暗記できる最適な場所の1つと言われています。そのため、暗記したいことをトイレに貼っておくことで、隙間の時間を暗記に充てることができます。

トイレは誰も利用する場所ですし、絶対に1人で利用するところでもあります。そのため、トイレの中で目に留まりやすい場所に漢検の問題を貼っておくことで、自然と暗記ができるようになる・・・ということ。

またトイレのドアに問題を貼っておくことによって

「この問題が解けなかったらトイレから出れない・・・」

なんてことを妄想しながら暗記すると、ものすごい集中力で暗記できたりします。もちろんそんなことは実際にはないのですが、頭の中でわざと自分をそういう状況に追い込むことで、暗記の効率が何倍にも向上するのです。

特に周りの環境に流されやすい人だったり1人で落ち着いて暗記したい人にはおすすめの方法といえるでしょう。

5)消しゴムをなるべく使わない

例えばゲームなどで、次に倒されたらゲームオーバーになる・・・なんて時はものすごい集中力で取り組むと思います。それはもう二度と失敗できないプレッシャーがプラスに働くことによって集中力が増していくのです。

これを漢字の暗記でも使うことができます。やり方は簡単で「消しゴムを使わない」というルールを課して問題に取り組むだけ。

基本的に勉強や暗記で文字を書く場合、失敗することもあるため鉛筆やシャープペンシルなど消せるもので書くと思います。しかしそれが、時として油断を生み、勉強の効率の妨げになっていることもあるのです。

「間違えて書けない!!」
「汚いノートになってしまう!!」

という気持ちを持って勉強すると、より慎重になるため集中力が上がります。またボールペンや万年筆など間違えても消せないペンで書くのも効果的。

それ以外にも高めのノートを買ってきて、それを暗記ノートとして使ったりすると「大切に使おう」という気持ちから集中力がアップします。このように、普段の勉強にはないちょっとしたプレッシャーや制限を設けることによって緊張感を生み出し、それが集中力となって暗記力を高めてくれますので、暗記の仕方や勉強の仕方を少し工夫してみてください。

 

まとめ

ここではメンタリズム勉強法を活用した漢字の覚え方についてお話してきましたが、応用すれば漢字以外の暗記にも十分使うことができます。大事なのは様々な勉強法をいかに自分の勉強スタイルに合わせて実践するか・・・ということ。

「何を勉強するか」「何を暗記するか」によって試験やテストの結果は大きく変わってきます。ただその前に“どのように勉強するか”を考え、実践するのが重要です。

でないと、時間画ばかりかかってしまう非効率な勉強をしなければいけません。そうならないように、まずは自分の理想の暗記の仕方・勉強方法を確立してみてはいかがでしょう。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


努力の仕方が重要なのです。


時間をかけて学ぶ事ではなく時間を使わないように工夫をすべきなのです。


そのためには勉強法を試す必要があります。


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