試験やテスト攻略に欠かせない“地頭”を鍛える方法

クラスの中で1人か2人は勉強しなくてもテストの点数が良かったりする人っていませんか?なぜ必死になって勉強していないにも関わらず、テストで良い点数を取ることができるのか?

その原因の1つが“地頭力”の違いです。あまり聞いたことがないかもしれませんが、この地頭力を鍛えることによって、周りの人の何分の一くらいの勉強時間で、何倍もの学習効果を得ることができるのです。

では地頭力を鍛えるにはどんなことをすればいいのか?そもそも地頭力とはどういったものなのか・・・ここで詳しくお話ししていきますので、ぜひ取り組んでもらって地頭力を高めていってもらえればと思います。

 

地頭とは?

地頭とは?

地頭力とは、物事を認識したり、考えたり、創造したりする基本的な能力のことを指します。単に知識や情報を知っているだけでなく、それらを上手に使いこなす術を思いつく力・・・それが地頭力です。

この地頭力が良いと、新しく得た情報をすぐに自分が最も理解しやすい形に変換させることができるため、短期間でインプットすることができます。しかも丸暗記のようにただ覚えただけではなく、きちんと理解してインプットしているため、忘れにくいのです。

そういう意味では、地頭力が良い人というのは“究極に理解力が優れている人”ともいえます。

そのため、この地頭力の定義というのは現在しっかりと確立されているわけではありません。現在の脳の研究は進んでいるものの、理解力や考える力といった部分についてはまだまだ未知の領域であり、記憶や暗記に比べると明らかになっている部分がそう多くありません。

ただ、地頭力の重要性や、鍛えることの大切さについては多くの人達が提唱していますし、実際に地頭力が良い人の多くは、学校の成績も良い結果が出ています。こうした点から、地頭力を鍛えることは、学力アップや試験突破には欠かせないことだと言えます。

「地頭が良い人」と「頭の良い人」の違い

『頭が良い』と言ってもその解釈は人それぞれです。たくさんモノを知っている、頭の回転が速い・・・など、京葉方法はさまざまありますが、どれも当てはまると共に何かが足らない印象をもつのではないでしょうか?

頭の良し悪しの前提としてあるのは、間違いなく『脳の機能の良し悪し』です。

最も代表的なのは「意外と知られてないIQが表す数字の意味と必要性について」でも紹介しているIQで、この数値が高い人が頭の良い人・・・と思っている人も多いことでしょう。ただ、IQだけでそれを判断することについては、班単位権を持っている人も少なくありません。

先ほども言いましたが、脳の研究はまだまだ発展途上であり、全ての仕組みや機能が解明されているわけではありません。そのため、「頭が良い人とは?」といった定義を明確に表すことは今のところで来ていません。出た1つだけ言えるのは

“頭が良い人=知識がある人”ではないということ。

確かに知識をたくさん持つことによってテストや試験を乗り切ることができますし、私生活でも役に立てることができるでしょう。ただし、これはあくまでも一面の真理でしかなく、膨大な知識を持つことができたからといって頭が良いと認識するのは性急な判断といえます。

それに対して地頭力が高い人というのは、持っている知識を上手に組み合わせて新しいものを生み出す能力が高い人を指します。分かりやすく言うと、AとBの情報からCという結論を導くことができる人のこと。

これも1つの脳の力と言えます。しかし「知識をたくさん知る」とは違った脳力であり、仕事や私生活においてはむしろこの力の方が重要だったりします。

「地頭が良い人」と「頭の良い人」の境界線というのは、一見ありそうで実はとても曖昧なものだったりします。しかしだからこそ、ただ暗記したりするだけでなく、暗記した記憶や情報を上手にこなせるようになる力も必要なのです。

 

地頭がテスト攻略に欠かせないワケ

地頭がテスト攻略に欠かせないワケ

テストや試験で良い点数を取るためには、地頭力を鍛えておいて損することはありません。その理由は、暗記や記憶だけでは解けないような問題を素早く的確にこたえることができるからです。

中学生必見!勉強法を身につけるための3つのポイント」でもお話ししているように、定期テスト(特に中学生)であれば、暗記さえしっかりできていれば大きな失敗をすることはありません。しかし、この先暗記や記憶だけではどうにもならない問題に必ず当たります。

先ほども言いましたように、地頭力とは、物事を認識し、そこから考えたり創造したりして答えを導く能力のことを言います。この能力を鍛えることによって、教科書や参考書に書かれてある本質を理解し、自分の知識として吸収することができます。

しかも、地頭力が発揮されるのは勉強だけではありません。

例えば作文や小論文などの自分の意思や考えを述べる試験の際には、この地頭力がとても重要になります。なぜなら、普通のテストとは違い、自分の意見を述べて回答するわけですから、明確な答えというものはなく、自らで答えを作らなければいけないからです。

また地頭力を高めれば、各強かの問題でどんな解答を求められているのかの本質を理解することができます。特に大学入試や資格の試験は、設問の意味そのものが分からないと1点ももらえませんので、まずは設問を理解することが大事になってきます。

地頭力を鍛えることによって、試験で劇的に点数が良くなるわけではありません。ただ、地頭力が低いと試験の問題の意味すら分からなくなってしまうため、しっかり鍛えておくことをおすすめします。

 

地頭を鍛える3つの方法

地頭を鍛える3つの方法

地頭力を鍛えるためには、「状況の理解」とそこから「推理し創造する能力」を養うことが大切です。この2つがそろうことで地頭力は高められます。

状況の理解とは、今周囲で起こっていることがどんなことなのかを理解すること。例えば部屋から出る際に、ドアのどのように引けばドアを開けることができるのか・・・などを考えることを指します。

そして、その状況を理解し、推理し創造することで、次の行動を取ることができます。先ほどの例の続きでいれば、実際にドアを開いて部屋から出ることがこれにあたります。

分かりやすいように、ごくごく当たり前の例で紹介しましたが、こうした力が地頭力なのです。

状況を理解し、それによって自分がどのような行動・判断をすればいいのかを決断する。この精度を高めるのが地頭力です。逆に地頭力が低いと、ドアの開け方が分からないか、どのように部屋から出ればいいかが分からない・・・ということになります。

試験で言うなら地頭力が低い人ほど

・問題でどんな解答を求めているのか分からない
・問題の解答の解くために何をしたらいいのか分からない

のどちら(もしくは両方)が分かりません。当然この2つが分からなければ、点数だって取ることができない。

だからこそ、地頭力アップはとても大切なのです。では具体的にどのようなことをすれば、地頭力を鍛えることができるのか?

実は、地頭力を鍛えるのに最も適しているのは『会話』です。

別の言い方をすればコミュニケーション能力(コミュ力)を高めることで、それによって地頭力も合わせて高めることができます。つまり、普段周囲の人とかわす会話を工夫することによって、コミュ力を向上させ、同時に地頭力を鍛えることができるのです。

そのための工夫というのが次の3つです。

1)会話を遡って覚えているか確認する

会話が長くなればなるほど、本来のテーマとはかけ離れた話になってしまうことが多々あります。そこで、本来のテーマから話がそれたと感じたら、相手に「ところで何の話してるんだっけ?」と尋ねてみてください。

そうすることで、お互いに会話の発端まで記憶を巻き戻し、どのような流れになって今に至ったのかを客観的に把握することができます。これは記憶力を計るテストでもある『何日までの朝食を思い出せるのか?』の応用ともいえるもの。

つまり、お互いに会話の流れを確認することで“状況の理解”をすることにつながります。正しく理解できないと、話がどんどん間違った方向に進んでしまうため、それを回避する意味でも、いったん今までの話を巻き戻すよう進言しましょう。

2)会話の内容を要約してまとめる

状況の理解するもう1つの方法が、これまでの話を要約してみることです。これは特に目上の人(上司や先輩など)と話す時に有効で、きちんと自分の理解が間違っていないかを確認する作業の1つでもあります。

例えば先生から個別で教えてもらっている時に、徐々に理解が難しくなったら「それって○○○・・・ってことですか?」と質問するだけ。それが正しければ正しく理解されていることになりますし、間違っていたら「そうじゃなくて・・・」とまた分かりやすく教えてくれますので、今度はその言葉を理解するよう努めましょう。

こうしたやり取りをすることで、会話の情報を整理するクセがつきます。そしてこのクセが、地頭力向上につながるのです。

3)不快を与えないように反論する

相手と会話をしていて、自分の主張と相手の主張が食い違うことは珍しいことではありません。しかし、相手の意見を否定せず、なおかつ自分の意見を主張するのには、実は地頭力の良さが大きく関係してきます。

そもそも、反対意見を言われて相手が怒るのは、反対意見を言われたことにではなく、自分が主張した意見が理解されていないから怒るのです。そのため、相手を怒らせることなく反対意見がしっかりいえるのであれば、それは地頭力がついてきた証拠です。

もし、上手く伝えられない場合は「自分はこう思うんですけど」とか「その意見もいいと思うんですけど・・・はどうですか?」というような、言い回しを工夫しましょう。そうすれば相手の機嫌を逆なですることはありません。

 

まとめ

地頭力はテストで良い点を取るためには欠かせない能力の1つです。しかし残念ながら、学校で地頭力を鍛える授業はなく、自分自身で訓練を積んで鍛えていくしかありません。

そのためには、普段の日常会話を意識することが重要になってきます。

地頭力は筋肉や体力と同じように日々の訓練によってのみ鍛えられます。言い換えれば、一夜漬けのような方法では決して地頭力が強くなることはないということ。

この地頭力を鍛えることによって、学校の定期テストや試験などはもちろん、社会人になってからの資格の試験や仕事の効率化などにも大いに役に立つ力であることは間違いありません。ですので、今のうちから日頃周囲の人達としている会話を意識し、少しずつ確実に地頭力をつけていってはいかがでしょう。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


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