勉強を効率よく進めるために持っておくべき2つの心構え

時間は決して無限ではないため、効率よく勉強することが試験やテストを攻略するための大きなポイントです。しかし勉強法ややり方をいくら効率化させても、結果に伴わない人もいるでしょう。

多くの人がより短い時間で、なおかつ簡単に知識を身につけるために、勉強の効率化は必須です。そしてそのため勉強方法を改めようとするのですが、実はやり方以外にも勉強する際の“心構え”も一緒に変えていないといけません。

同じ勉強方法をしても心構えが違うだけで学習効果は大きく変わってきます。特にこれからお話しする2つの心構えを持っていることで、学習効果が高っていきます。

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ここでは、勉強をより効率よく取り組むために知っておくべき2つの心構えについてお話しします。その心構えとは

・安心感
・向上心

の2種類です。この2つの心構えがどのように学習効果を高めるのか・・・詳しくお話ししていきます。

 

勉強の効率が悪くなる要因

勉強の効率の良い勉強をするための心構えをお話しする前に、まず効率が悪くなる要因について理解しておく必要があります。これを知っておくことで、改善の方法が明らかになるからです。

効率よく勉強するには、やり方と心構えの両方が必要です。どちらか一方だけよくても、もう一方が間違っていたら、それだけで勉強効率は悪くなってしまいます。

勉強の効率は、具体的なやり方や勉強する順番によって関係する・・・と思っている人もいると思いますが、こうした手段や方法は効率の悪化にさほど影響しません。

効率が悪く要因は大なり小なりさまざまありますが、特に多いのは次の4つです。

1)目標と現状が分かっていない

勉強の効率が悪くなる最も大きな理由は、勉強の“目標”がよく分かっていないことです。分かりやすく言うとゴールが明確でない・・・ということ。

この目標はより具体的になっていればいるほど効率が良くなります。なぜなら、そこから逆算することで、自分がすべきことがハッキリするため、やる気も時間も集中できるからです。

例えば「英語が話せるようになりたい」という目標と「TOEICで900点取りたい」という目標では明らかに後者の方がハッキリしています。さらにここから

・TOEICの文法は8割くらい正解したい
・リスニングは苦手だから徹底的に強化したい
・読解力をさらに向上させたい

などというような具体的な目標がハッキリすると「何をすればいいか?」が浮き彫りになります。それが出てくればあとはやるだけですから、効率のいい勉強をすることができます。

逆に、目標が漠然としていると、自分でも何をするのが最良なのかが見えないまま勉強することになります。そのため、勉強しなくていいことに時間を費やしたりすることになり、勉強効率が悪くなるのです。

また、勉強するうえで大切なのが“今”の自分の学力です。自分が今何を知っていて何を知らないかを把握していないと、何を勉強したらいいのかが分からないため、無駄な勉強をするリスクが高くなります。

さらに、自分に適した勉強ができないため、無駄な時間を費やすことになります。すでに知っていることを繰り返し勉強しても時間がもったいないだけですし、逆にレベルが高すぎる勉強をしてもサッパリ分からず勉強嫌いになってしまいます。

「何のために勉強しているのか」
「今の自分は何をどこまで知っているのか・理解しているのか」

を把握してから勉強に取り組まないと効率は悪くなる一方でしょう。

2)勉強=作業だと考えている

特に真面目な人や少し神経質な人に見られがちな要因なのですが、勉強する作業1つ1つを“作業”として捉えている人がいます。ノートを取る、教科書を3回読む、問題集を解いて自己採点する・・・こうしたことをしないと“いけない”と思っていると勉強の効率は悪くなります。

そもそも勉強とは自分のためにやるものであり、他人のためにすべきものではありません。そのため、ノートを書いたり教科書を読んだりする時に“ただ”こなすだけでは何時間かけてもインプットできる情報はたかが知れています。

つまり、あらゆる勉強の行動において“学ぶ”“覚える”といった意識を持つことが効率アップには不可欠です。

黒板に板書されたノートをただ書き写すだけではなく読み返した時に理解しやすいように工夫してみたり、ただ教科書を読むだけでなく、何が重要でどこがポイントなのかを意識して読んでみたり・・・とか。

勉強のやり方1つ取っても、意識1つで学習効果は大きく変わってきます。「やればいい」「先生に言われたからやった」という気持ちで取り組んでいる限り、どんなやり方で勉強しても効率アップは望めないでしょう。

3)アウトプットをしない

勉強したことを知識にするには「インプット」と「アウトプット」の2つの行動が必要不可欠です。ところが多くの人はインプットに重点は置くもののアウトプットについてはあまり意識がないため、どんどんと効率が悪くなってしまうのです。

アウトプットの大切さについては「暗記が苦手な人でもどんどん記憶できてしまう8つの暗記法」の中でも挙げていますが、頭に入れた情報を理解し、頭の中で整理するためには欠かせない行動です。このアウトプットを怠ると、試験を乗り切るための大切な知識や情報も、脳が勝手に“必要のない情報”と判断し、忘れていってしまうのです。

・覚えたことをノートに書いてみる
・暗記したことを友人に話してみる
・実際に問題を解いて公式を使ってみる

こうしたアウトプットのための行動を取るところまでが勉強です。つまり、ただ覚えただけ・書いただけででは勉強したとは言わず、自己満足で終わっていることになります。

アウトプットをすることはインプットするよりも大変ですが、これを避けずして学力アップは望めません。

4)暗記から逃げている

試験に出る出題範囲を全て丸暗記して挑むことは、その場しのぎにしかならないため、決しておすすめできる勉強法ではありません。しかし“暗記”そのものは効率よく勉強するためには欠かせない行動の1つなのです。

暗記術を活用して試験をラクショーで乗り切るためのコツ」でもお話ししているように、試験には必ず答えがあるため、覚えられるものは覚えてしまったほうが試験対策に割く時間を減らすことができます。言い換えれば、暗記ゼロで挑もうとすると、それだけ勉強に時間がかかってしまい効率が悪くなってしまいます。

暗記で乗り切れるところは暗記し、できないところは別の勉強法で対策をする。こうした勉強の仕方にメリハリをつけることが大切です。

暗記が苦手な人は「脳の特性を上手に活用した4つのお手軽暗記術」を参考に、自分が覚えやすい暗記法を模索するところから始めてみましょう。

 

効率の良い勉強法に欠かせない2つの心理

先ほどお話ししたように、勉強の効率が悪くなる主な要因として

1)目標と現状が分かっていない
2)勉強=作業だと考えている
3)アウトプットをしない
4)暗記から逃げている

を紹介しました。こうしたことを普段の勉強から気をつけることによって、効率の悪化を防ぐことができます。

ただ、そこからさらに効率をアップするためには、2つの心構えをもって勉強に取り組む必要があります。それが冒頭で紹介した“安心感”“向上心”です。

ではこの2つの心構えがどのように働き、それによってどのように勉強の効率アップにつながるのか・・・1つずつ解説していこうと思います。

安心感が勉強の効率にもたらすもの

勉強とは、今の自分の殻を破り、新しい自分になるための必要な行動と言ってもいいでしょう。そのため、新しいことにもチャレンジしていく必要があります。

しかし新しいことに挑戦するのは、誰しも大なり小なり不安や戸惑いがあります。「失敗したらどうしよう」という気持ちを抱えながら取り組んでも、大きな成果を上げることはできないでしょう。

こうした不安を打ち消してくれるのが“安心感”です。

安心感があることで、失敗した時のことを考えてしまうネガティブな思考を弱めてくれます。こうしたネガティブな思考が弱まることで、まだ知らない知識に触れたりすることに対して『楽しさ』や『面白さ』と言った感情が代わりに出てきます。

つまり「知りたい」「学びたい」という能動的な欲求が生まれてきます。そしてこの欲求こそが勉強の効率化に不可欠なものなのです。

人によっては勉強に対して「しなければいけない」という気持ちで取り組んでいる人がいます。

・英単語を覚えなければいけない
・今日は国語を勉強しないといけない
・テストで良い点数を取らないといけない
・試験に必ず合格しないといけない

こうした言葉が出る人というのは、勉強に対して安心感ではなく危機感や焦燥感が強く出ている傾向があります。もちろんこうした気持ちも勉強に対するモチベーションにはなりますが、効率化には不向きな感情です。

能動的な感情を出すためにも、勉強に対して安心感を持つよう心掛けてください。それだけで特に勉強のやり方を変えなくても効率がアップするでしょう。

向上心が勉強の効率にもたらすもの

安心感と同じくらい心掛けてもらいたい気持ちが“向上心”です。これを心掛けることによってより積極的に勉強に取り組むことができます。

例えば車が大好きな人というのは、誰に何を言われるでもなく車について勉強したり調べたりすると思います。

・どこのメーカーがどんな車を開発しているのか
・どんな車のアクセサリーがあるのか
・自分で車を改造するにはどんな技術が必要か

などなど、自ら新しい知識を求めて積極的に行動していきます。こうした向上心を持って勉強に取り組むと効率もぐんとアップします。

人は自分にとって楽しいと感じることがあると、夢中になってそれをする傾向があります。そして夢中になるために必要な感情が向上心であり、この向上心を持って勉強することで学習スピードも効率も大幅に向上します。

ただ、勉強に対して向上心を持つためにはまず“勉強嫌い”を払しょくし、勉強に対するやる気を出すところからスタートしなければいけません。「勉強のやる気を湧き立たせてくれる偉人達の名言集」や「勉強のやる気のスイッチを“ON”にする7つの方法」などを参考に、まずは勉強のやる気を上げるところから取り組んでみてはいかがでしょう。

 

まとめ

勉強の効率アップは、何もやり方や具体的な取り組み方を変えるだけではありません。勉強に対する姿勢や心構えを改善するだけでも、以前よりも学習効果を上げることができます。

ここで紹介した2つの心構えは、勉強に対する積極性と能動的な行動をするためのきっかけとをつくるものです。なかなか勉強がはかどらないのなら、まずは勉強に対する姿勢から変えていってみてください。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


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