計画倒れにならないために勉強時間を確保する4つのコツ

試験までに出題範囲をしっかり勉強するには、あらかじめ勉強の計画を立て、それに沿って行っていくことがポイントです。そのためには毎日決まった勉強時間を確保する必要があります。

何かを達成しようとする時、まずはしっかり計画を立てること、そしてその計画をこなしていくことが大切。1日は24時間しかありませんから、限られた時間から勉強に充てる時間をどのくらい作れるかが、その後の結果に大きく左右します。

そこでここでは、勉強時間を確保して計画通りに勉強をするためのコツを紹介します。毎回勉強計画は立てるものの、なかなかその通りにいかない人は、これからお話しする4つの勉強時間の捻出方法を参考に、勉強する時間を捻出してみてください。

 

1.生活の“ダラダラ”をなくす

生活の“ダラダラ”をなくす

勉強時間を捻出する一番の方法は、なんといっても『無駄な時間』を作らないことです。ここでいう無駄な時間というのは、自分でも何をしているか覚えていない時間はもちろん、勉強に集中していない時間も含まれます。

具体的な行動をする前に知ってもらいたい集中力の基礎知識」でもお話しているように、集中することによって勉強の効率を上げたり学習効果が高まったりします。言い換えれば、集中していない状態で勉強すると効率は悪くなり学習効果を低下するため、余計に時間がかかってしまうのです。

人は、生活の中で何をしていたか覚えていない、いわゆる“ダラダラした時間”というのは必ずあります。もちろん人によってその時間がどのくらいあるかは変わってきますが、こうしたダラダラした時間を減らすことが勉強時間の捻出につながります。

ではどのようにダラダラした時間を減らせばいいのか?

最も効果的なのは『時間を細かく区切る』方法です。これは脳科学者の茂木健一郎氏が著書『ネットアスリートの時間術』の中でその重要性を指摘しています。

時間を細かく区切ることによって「この作業には終わりがあるんだよ」ということを脳に教えてあげます。すると、脳の働きの低下を抑える効果があるのです。

要するに、長期的にダラダラやるよりも、勉強時間をさらに細かく区切って取り組んだほうが効率よく勉強できる・・・ということ。目安としては60分くらい勉強したら1度手を止めて休憩を入れるようなサイクルがいいでしょう。

さらに、次の3つのことを心がけることによって、よりいっそうダラダラした時間を作ることなく勉強に打ち込むことができます。

1)タイマーをフル活用する

勉強に集中しすぎると、ついつい時間を忘れて没頭してしまうことがあります。一見こうした没頭は悪くないと思われがちですが、後々の勉強時間に支障が出てしまいますし、集中し過ぎると切れた時の反動が大きく、一気に無気力になってしまう危険性もあります。

そうならないために、勉強する前にタイマーをセットしておき、時間が来たら一区切り入れるようにしましょう。学校でも授業の開始と終了でチャイムがなるように、自宅で勉強する時も終了のタイマーを鳴らすことで、時間を気にせず勉強に集中することができます。

2)やることの優先順位をつける

その日によって勉強すべき教科や明日に回してもいい教科があると思います。そのため「何の勉強をどのくらいやるのか」の順番をあらかじめ決めておくと、色々考えたりする時間が省かれます。

この時、得意なものから片付けるのか、それとも苦手なものから始めるのかは、自由に決めてもらって結構です。ただ、勉強に対して苦手意識があるのであれば、得意な教科や好きな教科から始めるほうをおすすめします。

3)必ず休憩をいれる

短い時間で勉強できるかどうかは、集中力によって大きく左右されます。勉強に集中していれば短時間でこなせますが、取り組む時間が長くなれば集中力はどんどん低下していってしまいます。

そのため、集中力が切れてきた・・・と感じたのであれば、無理せず休憩を取るようにしましょう。また「限界突破!集中力を持続させるための6つの対策」で紹介しているような方法を取り入れて、集中力が持続する時間を伸ばすのも手段の1つといえます。

 

2.睡眠時間は必ずとる

睡眠時間は必ずとる

勉強時間を確保するために、睡眠時間を削る人は多いと思います。特に試験が近づくにつれて、最後の追い込みをするために、寝る時間を1時間から2時間くらい遅くするのは普通・・・と思っている人もいるでしょう。

勉強のために睡眠時間を削ることは、選択肢として悪いわけではありません。ただし、極端に睡眠時間が減ってしまうのは、勉強の効率にも悪影響を与えてしまうためおすすめしません。

学習効率もアップする?質の良い睡眠を取るためのコツ」でもお話しているように、睡眠を取ることは学習効果や勉強の効率アップにもつながります。言い換えれば、睡眠を削ることはこれらも低下するということなので、どんなに切羽詰っても睡眠時間だけはしっかり確保するようにしましょう。

勉強の計画を立てる際には、まず1日のサイクルを確立させるのが最も効果的です。分かりやすく言うと、どの時間に何をするかを固定しておくのです。

例えば

・毎日12時に寝て6時には起きる
・朝起きてから1時間だけ勉強する
・ご飯は夕方8時までには済ませる
・9時から11時までに勉強する

といったように、1日の行動をあらかじめ決めてしまい、それに従って行動するようにします。そうすることで、何をしているか分からない時間を減らすとともに、規則的な生活を送ることによって、1つ1つの行動に対する集中力も高まります。

特に『1日6時間以上は寝ること』『就寝と起床の時間は固定すること』の2つさえ押さえておけば、極端に1日のサイクルが崩れることはなくなります。健康的な生活を送るためにも睡眠時間の削減は極力行わないようにしましょう。

 

3.長くて細かいスケジュールを立てない

長くて細かいスケジュールを立てない

試験はすでに日程が設定されているため、勉強を早めに始めれば始めるほど、対策がしやすく良い結果を残しやすくなります。そのため「どれだけ早く勉強を開始するか」も試験突破の大きな要因になってきます。

勉強する時間は多ければ多いに越したことはなく、さまざまな部分をより深く勉強することができます。しかし中には、勉強時間が膨大にあるにもかかわらず、試験で良い結果を残すことができない人もいます。

その原因の1つが、細かいスケジュールを長期的に立ててしまったから。

そもそも計画とは、立てた通りに実践できるとは限りません。特に目標が遠くにあればあるほど、予期せぬ出来事によって計画を変更せざるを得なくなる可能性は高くなります。

そのため、あらかじめ細かいスケジュールを長期的に立てても、その通りにならないケースがほとんど。むしろ、突発的な出来事によってどんどんスケジュールが乱れていくことによって、勉強に対する意欲が落ちてしまう危険性もあります。

また、あまり細かくスケジュールを立てると、計画によって縛られてしまうため、日が経つにつれて勉強への気持ちが薄れていってしまいます。これらの事態を回避するためにも、細かいスケジュールは立てないようにしましょう。

ただし、行き当たりばったりで勉強しても学習内容に偏りがでてしまうので、これもおすすめしません。

長期的なスケジュールを立てるには、まず「何を勉強しないといけないか?」をメモなどに書き出し、それを勉強し終わる期間だけ決めておくだけ。その日勉強するものは、そのメモを見て決めて、終わったらチェックを入れる・・・というやり方がおすすめ。

教科によって時間が必要なものとそうでないものに分かれるはず。細かいものは当日の気分や進み具合を見ながら調整し、長期的な計画では「何を勉強するか」といった大枠だけ決めておくと、スムーズにいくでしょう。

 

4.「勉強しない時間」をつくる

「勉強しない時間」をつくる

学校で行われる定期テストのように、1週間前に出題範囲が発表されるものはともかく、ほとんどの試験対策の勉強は何ヶ月も前から始めなければいけません。そのため、時期によっては勉強に取り組むのが億劫になる時も出てくるでしょう。

そんな時は、思い切って勉強から離れてみてください。例えば友達や家族と遊びに行ったり、自分の好きなことや趣味に没頭してみたり・・・とにかく1秒も勉強しない日を作るのです。

モチベーションというのは、その時々によって上下します。勉強を始めた当初は高かったものの、日が経つにつれてどんどんと低くなり、やがてまったく無くなってしまうことも珍しくありません。

そうなったら、どれだけ机に向かってもまったくはかどらないですから、時間だけが過ぎていきます。どれだけ膨大な時間だけあっても、その時間に勉強していなかったら何の意味もありませんよね?

こうしたモチベーションをもう一度上げるために、頭と心をリフレッシュさせることは大切。そのために、1日勉強しない日があったとしても、トータルで見た場合、その時間は決して無駄な時間にはなりません。

何ヶ月間も毎日勉強するには相当な興味があるか、よほど切羽詰った状況にならない限り不可能ですし、勉強だけしていると、どこかで心身ともに疲れ果ててしまいます。そうならないように、週に1日くらいは勉強から離れて、体も頭も休めてあげてください。

そうすることで、日々の勉強時間の中でダラダラ過ごす時間を少なくすることができます。勉強する時は勉強し、休むときは休む・・・こうしたメリハリをつけることが効率よく勉強するための基本なのです。

 

まとめ

勉強の計画とは「いつまでにどれだけの勉強をするか?」を明確にするために行うものです。いわば標識のようなもので、事前に立てることによって、効率よく勉強を進めることができます。

そして勉強時間を捻出し、計画に従って取り組むことによって、試験を突破することができます。そのためには、まずは日々の生活の中でどのくらい勉強に充てられる時間があるかを探しだすことが重要です。

1日を振り返ってみると、意外と無駄な時間が多かったり、ダラダラしてしまうようなことを無意識にしてしまっていたりします。こうした時間を削り、勉強に集中する時間を作ってください。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


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