みるみる記憶力が低下していく5つの間違った勉強法

勉強した内容を記憶するためには記憶力を上げる必要があります。そうすることによって、より多くの知識や情報を頭にインプットすることができます。

そして記憶力を上げるために、勉強方法を工夫したり、暗記法や記憶術を用いている人も少なくありません。書いたり読んだり・・・と、記憶の仕方というのは人それぞれです。

ところが、やればやるほど記憶力が低下してしまう勉強の仕方もあります。ここでは、記憶力が低下してしまう間違った勉強法を5つ紹介しますので、自分の勉強の仕方を振り返ってみて改善してもらえればと思います。

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1:繰り返し覚える

 

多くの人が取り組んでいる暗記の仕方というのは『覚えたいものをひたすら繰り返し覚える』というものです。例えば、ノートいっぱいに英単語を書いたり、何回も教科書に目を通したりなど、とにかく取り組む回数を増やして覚えていくやり方です。

断っておきますが、何度も繰り返し覚えるやり方は基本的には間違っていません。「教科書や参考書の内容をサクサク覚えるための裏ワザ」でも紹介しているように、何度も目を通すことによって、記憶をどんどん上書きしていき、脳に定着させることは記憶の基本と言っていいでしょう。

ただし、ただ回数を繰り返せばいい・・・というわけではありません。

人の記憶というのは、脳に刺激を送ることによって形成されます。そしてその刺激の強さによって脳に記憶が残りやすいかどうかが決まってきます。

ところが同じ刺激を何度も受けると、脳がその刺激に慣れてしまい、記憶に対する印象がどんどん薄くなっていきます。つまり、同じ方法で何度も何度も覚えていると、回数に反比例して頭に残らなくなり、最終的には全く効果がない勉強をしていることになる。

極端な言い方をすると、勉強している“気”だけ起きて、脳は全く働いていない状態になるのです。脳が働いていなければ当然記憶力は低下します。

これを防ぐためにも、覚え方はいくつかレパートリーをも持っておき、それをローテーションで取り組むといいでしょう。

例えば書いて覚えるのを3回→読んで覚えるのを3回・・・みたいな。このように、一辺倒な方法ではなく色々な五感を使って繰り返し記憶するのです。そうすることで、脳に違う刺激を与えることになり、記憶力がアップします。

同じことを繰り返しているうちに、いつの間にか『勉強』ではなく『作業』になってしまうことが多々あります。そうならないためにも、記憶の仕方を変えて取り組んで覚えていってください。

 

2:丁寧にノートに書く

 

記憶するにあたってノートを使うのはもはや必須と言っていいでしょう。「勉強やビジネスで劇的に効果が上がる5つのノート術」でもお話ししていますが、ノートの使い方やまとめ方1つで、勉強の効率はもちろん、理解力や記憶力も上がります。

ただし、1つだけ絶対にやってはいけないことがあります。それは丁寧にノートを書くことを意識することです。

例えば授業中も、先生が黒板に書いた内容を一字一句もらさず書こうとする人がいます。また教科書や参考書をまとめる際にも、より丁寧かつきれいに書こう!・・・という気持ちが強い人も少なくありません。

確かにノートは丁寧に書くことに越したことはありません。しかし、丁寧に書くことに意識が強くなりすぎてしまうと「ノートをまとめること」が作業になってしまいます。

ノートにまとめる目的とは、先生の授業や教科書の内容をより簡潔に、なおかつ要点がすぐにわかるようにするためのもの。それさえ分かれば、多少汚くても問題ないのです。

また、記憶力という点だけで言えば、書くことによって脳を刺激し記憶するのが目的です。しかし「きれいに書こう」という意識が強すぎると、書いている内容の印象が弱くなってしまい、全く記憶に残らないのです。

いかに丁寧にノートにまとめても、記憶力の低下につながるのであれば、ノートのまとめ方を改善する必要があります。振り返った時に何が書いてあるのかが分かればいいわけですから、あまりきれいさを追求せず、まとまりの良いノートづくりを心掛けてください。

 

3:丸暗記をする

 

極端な言い方をすれば、試験に出題される範囲を全て記憶すれば、まず失敗することはありません。つまり、とにかく大事なワードなどを丸暗記すればいいのです。

ところがこの丸暗記という手段は、一見簡単そうに見えて実は最も難しい暗記法です。

そもそも記憶というのは個々で独立しているわけではなく、それぞれの記憶と大なり小なりつながっています。特に感情や感覚といったものとは密接につながっており、このつながり度合いによって忘れやすい記憶か忘れにくい記憶かが変わってきます。

しかし、丸暗記で覚えたものというのは、こうした他の記憶とのつながりが極めて薄く、非常に忘れやすいのです。一生懸命時間と労力をかけて記憶した割には、そのほとんどを忘れて全く覚えていない・・・これが丸暗記をした後の率直な感想となるでしょう。

また、丸暗記で覚えようとする場合、とにかく頭に情報を無理やり詰めこもうとするイメージで取り組むことになります。そのため、脳で処理しきれないほどの情報が一気に入ってくるため、多くの情報がすぐに忘れてしまう「作業記憶」として処理されてしまいますし、残りの記憶は短い時間しか記憶できない「短期記憶」として処理されるため、記憶としての寿命は短いのです。

もっと言えば、丸暗記は「覚えないと・・・」というプレッシャーが強い勉強法です。そしてこのプレッシャーが記憶をつかさどる海馬に悪影響を及ぼすため、逆に記憶力が低下してしまいます。

丸暗記は時間と労力をかけて覚えた割には、その苦労が報われない勉強法の1つです。

丸暗記に頼ることなく、計画性を持って暗記に取り組みましょう。また、万が一勉強が間に合わない場合は丸暗記ではなく「テスト直前の強い味方!一夜漬け暗記のコツ」を参考に、一夜漬けで乗り切ってください。

 

4:机の上で勉強する

 

ほとんどの人は勉強する時、机に向かって勉強します。問題を解いたり教科書や参考書をノートにまとめたりする時は、机に向かってやるのがもっともやりやすい姿勢ですから当然と言えば当然です。

ですが、全ての勉強を机に向かってやる必要はありません。むしろ机に向かうことで記憶力が低下することだってあります。

例えば英単語を覚える時は、机に向かわなくてもソファやベッドに寝そべりながら覚えたり、通学途中の電車の中でだってできます。はたまた、英単語の発音を録音した音楽データさえ持っていれば、ジョギングやウォーキングをしながらだって暗記できます。

確かに机に向かって勉強するのは、基本的な姿勢と言えます。ですが、その姿勢でないと勉強できないわけではありませんし、そもそも机に向かって勉強しないといけないルールもありません。

逆に机に向かうことで「勉強しないと・・・」という余計なストレスを抱えてしまう場合もあります。こうしたストレスを抱えて勉強することは、海馬の働きを悪くするためおすすめしません。

大事なのは“いかにストレスを感じることなく勉強ができるのか?”です。

断っておきますが、机に向かって勉強することを否定しているわけではありません。書いたり解いたりすることは勉強するうえで最も基本的なことですし、こうしたものは机に向かわないとできないものが多いです。

ただ、ストレスを抱えながら机に向かって勉強するよりも、もっとリラックスした状態で勉強できる方法があるのなら、そちらで取り組んだ方が勉強の効果は上がります。変に形に囚われず、自分なりのスタイルで勉強することが効率アップ、さらには記憶力アップにつながります。

この機会に自分なりの勉強の仕方などを模索してみてはいかがでしょう。こうした工夫が記憶力低下を防ぐきっかけになります。

 

5:無計画に勉強する

 

特に試験に向けた勉強をするにあたって大切なことは、勉強の計画を立てることです。「受験勉強のやる気を下げないために心掛けるべき3つの法則」でも紹介しているように、何を勉強するかの計画を立てることは、やる気を下げないための対策でもあります。

では何も計画せず、ただただ勢いに任せて勉強するとどうなるのか・・・?結論から言いますとやる気も下がり、記憶力も低下するでしょう。

まず計画を立てることは言い換えると『ゴールを立てること』です。人はゴールが明確になっていればいるほどスムーズに行動に移せますが、ゴールが曖昧だとどこに向かったらいいかがハッキリせず、やる気がどんどん低下していきます。

当然やる気がなくなれば勉強の効果を下がっていくわけですから、記憶力だって低下します。分単位の細かいスケジュールを立てる必要はありませんが、ある程度いつ・何の勉強をするかくらいは立てておいた方がいいでしょう。

さらに、無計画に勉強すると頭の記憶が散乱して脳に定着しにくくなります。

あらかじめ勉強する内容を決めておくと、脳のそれに合わせて準備をしてくれます。そのため、勉強した時の知識や情報をスムーズに記憶としてインプットしやすくなるのです。

ところが、無計画に気分で勉強をすると、脳の中の記憶が散乱し、すし詰め状態になります。各教科で覚えておくべき知識があちらこちらにあるため、脳に定着しにくくすぐに忘れてしまう傾向があります。

試験に備えた勉強時間というのは無限ではありませんから、計画的に進めていかないと出題範囲を全て網羅することができません。このように、記憶力の面でも時間的な面でも、無計画に勉強することはデメリットが満載なので、ザックリとでもいいので、計画的に進めていくことをおすすめします。

 

まとめ

勉強したけど全然結果に表れない・・・なんてことで悩んでいる人も多いと思います。でもそれはただ勉強した気になっただけで、実際は全く勉強したことが身になっていないのです。

その原因こそが、ここで挙げた5つのうちいずれかを実践しているから。こうした勉強をしている限りは、どれだけ時間を費やしても脳に記憶することは難しいと思ったほうがいいでしょう。

この機会に自分の勉強の仕方を振り返り、改善してみてください。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


努力の仕方が重要なのです。


時間をかけて学ぶ事ではなく時間を使わないように工夫をすべきなのです。


そのためには勉強法を試す必要があります。


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