記憶力を鍛えるために勉強する際に心掛けるべき6ヶ条

勉強した内容をより多く記憶するためには記憶力を鍛えることが必須です。さらに、勉強のを仕方を工夫したり、ちょっとしたことを心がけることで自身の記憶力を上げることもできます。

勉強はただ取り組んでも効率も悪くなり、記憶できる情報量も少なくなります。しかし、取り組み方を工夫したり勉強する際の心がけを変えるだけで、勉強の効率も上がりますし、記憶力も高められます。

そこでここでは、記憶力を鍛えるために、勉強のする際に心がけてほしい6ヶ条についてお話します。この6ヶ条を心がけることによって脳を積極的に使うようになり、記憶力が鍛えられるので、ぜひ勉強する際には意識してみて下さい。

1:“五感”を使って記憶する

勉強の中には暗記や記憶するものもたくさんあります。こうしたものを効率よく覚えることが効率よく勉強することにつながります。

記憶の仕方や暗記方法について人によって違いますし、人によっても簡単に記憶できる方法というのも異なります。また同じ記憶術でも人によってその効果は全然違います。

ただしどんな方法で記憶するにしても、普通に取り組めば記憶力そのものを向上させることはできません。

冒頭でも言いましたように、ただ暗記するだけでは頭に情報が入るものの、そこに定着する時間が短いため、せっかく時間をかけて覚えても試験当日に忘れてしまう可能性だってあります。

記憶した知識を忘れないようにするにはどうしたらいいのか・・・そのためには“五感”を使って記憶することです。

勉強したことを記憶する方法として、何度何度も書いたり、お経のように口に出して覚える人も多いと思います。しかしただ闇雲に書いたり、何も考えずに読んだりしただけでは記憶には残りません。

意外と知らない記憶を脳に刷り込ませるまでの5ステップ」でお話しているように、知識を記憶するにはより強い印象を脳に送る必要があります。そのためにはワンパターンな方法よりも五感に積極的に刺激するやり方のほうが脳に定着しやすいのです。

もちろん書いたり読んだりするのも五感を刺激する方法の1つですから間違ってはいません。しかし、書く“だけ”読む“だけ”ではなく、書いたり、読んだり、耳で聞いたり・・・となるべく多くの五感にその情報を触れさせてあげること。

そうすることで、脳により多くの刺激を送ることとなり、これによって記憶力が少しずつですが鍛えられるのです。

 

2:勉強したことを振り返る

記憶するためにはインプットとアウトプットの2つの行動が必要です。インプットは知識や情報を頭に入れること、アウトプットは頭に入れた記憶を出すこと。

多くの人はいかに多くの知識や情報を頭に詰め込もうか・・・と考え、暗記法や記憶術を使って覚えようとします。しかし、どれだけ詰め込んでも入れた知識や情報が頭の中で整頓されていないと、いざという時に取り出すことができません。

インプットしかしない頭は、例えるなら物であふれている部屋のようなもの。当然部屋の中もぐちゃぐちゃで何がどこにあるか分からないから、これ以上その部屋に新しい物を入れることができないのです。

そのため、アウトプットをして頭の中にある知識や情報をきちんと整頓することが大事。

アウトプットをすることで、脳が必要だと感じた記憶はあるべきところに保管され、不要だと感じた記憶は奥のほうに追いやられます。そうすることで、今度新しい記憶ができた時に保管できるスペースを作っているのです。

そのため、勉強したことは定期的に振り返ることが大切なのです。こうすることで、インプットした記憶がどこにあるかを確認し、すぐに取り出せるところに置き換えることができます。

そして脳に新しい情報が入るスペースを作りだすることによって、より多くの情報を記憶させることができます。また「記憶するためには欠かせない質の高い“アウトプット”の仕方」で紹介しているような、質の高いアウトプットをすることで、自身の記憶力をより高めることができます。

ですので、一度記憶したからといって安心せず、定期的に勉強したことを振り返り、頭の中の記憶を整理しましょう。

 

3:“キー”を1つだけ記憶しておく

例えば、関ヶ原の戦いについて記憶しようとする時、教科書や参考書に書かれている文章を一字一句間違えずに暗記するのはかなり難しいです。ましてやこれを5教科全てやろうとしたら時間も労力も膨大にかかってしまうため、まず不可能といっていいでしょう。

成績がいい人や記憶力がいい人というのは、まず記憶すべきこと全てを常に頭の中に叩き込んでいるわけではありません。

もちろん聞かれれば答えることができますが、普段はこうした記憶は脳の奥深くにしまってあり、必要な時だけ取り出せるようになっているのです。そして、この記憶を奥から取り出すためのキーを1つだけすぐに思い出せる場所に置いているのです。

先ほどの関ヶ原の戦いについても、なぜこの戦いが起こったのか?結果はどうなったのか?といった詳細な部分よりも

・徳川家康
・石田三成
・小早川秀秋

といったキーパーソンの名前を特に強く記憶しておくのです。そしてこれらの名前が出てきた時に一緒に“関ヶ原の戦い”というワードが出てくるようにしておけば、関ヶ原の戦いの全てを丸暗記する必要がなくなります。

もちろん、関ヶ原の戦いがどういったもので、キーパーソンがどういった関わりがあるのかを知っておく必要はあります。ただキーとなるワードを記憶しておくによって、少なくとも教科書や参考書の内容を丸々記憶する労力と時間は削減できます。

そのため、より多くの記憶を覚える時間もできるため、必然的に記憶できる量も増え、記憶力もアップします。どんなことにもキーとなるものが存在するため、まずはそこを重点的に覚えるようにしましょう。

 

4:すでにある記憶に紐付ける

効率よく勉強するために知っておくべき記憶のメカニズム」でもお話しているように、記憶には短期記憶と長期記憶があります。そして勉強で得た知識や情報をいかに長期記憶として定着させるかが大きなポイントになってきます。

その時の1つの手段として、新しい記憶をすでにある記憶に紐付けすることです。すでにある記憶はいつでも思い出すことができるわけですから、その記憶と紐付けすることで、新しい記憶も一緒に思い出すことができるというわけ。

すでにある記憶とは、暗記して覚えたものでもいいですし、記憶術を使って覚えたものでもいいですし、自分の今までの経験(思い出)でもかまいません。こうすることで、短時間で新しい記憶が定着できますし、ある程度記憶をセットで覚えることができるため、自然と記憶力も上がっていきます。

記憶と言っても、1つ1つが個別に存在するのではなく、どこかで何からしらつながっていることが多いです。こうしたつながりを見つけ、関連付けていくことも、脳の中にある記憶を整頓することにつながります。

さらにこうした関連付けは自分だけのオリジナルな紐付けをすればするほど、印象が強くなりより簡単に思い出しやすくなります。

例えば英単語を覚える際にも「そういえばこれ中学校の時全く覚えられなかったんだ」といった思い出と関連付けると、その単語の印象がグッと強くなり、忘れにくくなります。また自分が考えたオリジナルの語呂で覚えるのも有効な手段の1つです。

他人に理解されなくても自分が納得できる繋がりであれば問題ありません。

 

5:記憶の作業はマルチタスクで行う

マルチタスクというのは複数の事を同時にやることをいいます。それに対してシングルタスクというのは1つの事に集中することを言います。

この2つのタスクを使い分けることが記憶にとって重要。では、どうやってこれを使い分ければいいのか?

まず最初に何を記憶するのかを決めるときや、どういう順序で勉強をしようかなどを考える際は思い出す際などにはシングルタスクを使います。分かりやすくいうと勉強の仕方などを考える準備は周囲の雑念に流されずに決めます。

そして実際に暗記したりする時はマルチタスクで行います。例えば英単語を覚える時は、覚えたい単語を“単語を声に出しながら書く”とか。

1.でもお話したように、記憶する時はなるべく多くの五感を使ったほうが印象が強くなり覚えやすくなります。そのため、書くことに集中したり読むことに集中するよりも同時に行ったほうがより記憶に残りやすいのです。

暗記が苦手な人でもどんどん記憶できてしまう8つの暗記法」の中で紹介している“踊っ足り歌ったりしながら暗記する”もマルチタスクの1つです。覚えるために集中するのはいいですが、なるべく多くのこと同時に行い、五感をフルに刺激しましょう。

 

6:忘れやすいものを確認する

どんな記憶術や暗記法を使って覚えたとしても、忘れるときは忘れるものです。これは脳の性質上どうしようもないことなので忘れてしまったことを気にする必要はありません。

ただし、忘れないような努力や工夫をすることは大切です。そこで、自分が覚えにくいものやすぐに忘れてしまうようなことは、頻繁にアウトプットしてチェックするようにしましょう。

記憶というのは人によって忘れにくいものと忘れやすいものが異なります。大事なのは“自分はどういったことを忘れやすいのか?”という自分の脳の特徴を理解しておくこと。

これを理解することで、勉強に費やす時間の配分のバランスを調整することできます。忘れやすい教科は少し時間をかけたり、反対に忘れにくい教科についてはある程度勉強する間隔をあけてみたり。

自分の記憶力を上げるためには、まず自分の脳がどういったことを記憶しやすいか、しにくいのかを知ることが大切です。そうすることで、効率よく勉強時間を使うことができますし、無駄な時間を削減できます。

もちろん、忘れやすい内容も時間をかけて覚えることができるため、より脳に定着しやすくなり、記憶力も高まっていきます。

 

まとめ

記憶力を鍛えるためには脳により多くの記憶をさせることが大切です。そうすることで徐々に記憶できる量が広がり、それが記憶力アップにつながるのです。

そのためには、普段の勉強でしっかり内容を記憶することを心がけることが必要です。ここでお話した6ヶ条はこうした心がけを具体化したものに過ぎません。

時間は決して無限ではありません。効率よく使うことで記憶力とともに学力がアップし試験を乗り切ることができます。ぜひこの先、時間を有効に使って少しずつでもいいので記憶力を高めていってください。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


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時間をかけて学ぶ事ではなく時間を使わないように工夫をすべきなのです。


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