「あなたも明日からみるみる記憶できる天才脳に!」
「たったの30分で3000語を覚えられる!超記憶術!」
「これであなたも資格も受験も余裕で覚えられまっせ!」
みたいなキャッチフレーズで販売されている記憶術の教材は、世の中にたくさんあります。
ただ、記憶術の教材というのは結構いい値段(高い!)がしますし、セールスページにはイイコトばかり書かれていてなんだか怪しい感じもする…。
そう思ったことはありませんか?
例えば最近で言えば大野式記憶術ですね。
そういった記憶術ですが・・
記憶術というのは、本当に効果があるのでしょうか?
高い値段のする記憶術の教材はホンモノなのでしょうか?
逆に、手頃な価格の教材は全部ニセモノなのでしょうか?
そもそも、記憶術というのは目玉の飛び出るような大金を支払って学ぶべきものなのでしょうか?
実際、僕自身は記憶術を学んでいて実際に合宿とかにも行って学びました。
その結論は・・・
「記憶術は効果があるし学ぶのもオッケー!しかし、資格試験や受験は、、全部記憶術だけでなんとかしようとしないほうがいい。」
です。
今回はそういった記憶術のメリットデメリットを踏まえた上であなたにとって必要かどうかを判断する材料になればと思って解説をしていこうと思います。
30分で3000語!?怪しい記憶術をやってみて人生が変わったある男の話
実は僕が記憶術に出会ったのは・・・小学生の頃、、、
と言っても20年以上前の話ですが、少年誌の裏表紙とかを丸々1ページ使って記憶術の宣伝広告がデカデカと出ていて、ありえないような結果の感想文が載っていました。
当時の僕は漫画目的でその少年誌を見ていましたし、勉強もそんなに好きでじゃなかったのであまり気にしなかったのですが、よくよく考えたら怪しすぎますし、そんな宣伝文句を見ても本当に効果があるのかは分かりませんよね?
「こんなに高い値段がするんだから、きっと効果があるに違いない!」
と思う反面、
「でも・・こんなオレが記憶力が一気にアップするなんて都合のいい話が…」
と考えてしまうのも無理ないと思います。
なぜなら、
たった30分で3000語の英単語を!
勉強が苦手な生徒が一気に学年トップになった!
とか言われていますからね。
そんなの魔法やん!って思いますからね。
完全にありえません(笑)
わらもつかむ勢いで信じたい・・
でも、あまりに凄すぎて逆に怪しいと感じてしまう。
しかし、大人になってから記憶術を学び実践して思ったのは、、、
勉強が苦手だとか記憶が苦手だとか・・
そういったのってただの思い込みだった。
という事です。
事実、僕が学生の頃の成績はお世辞にも良かったとは言えず、むしろ下から数えたほうがずっと早いような感じだったわけですが、、、
仕事上たくさん覚えることがあって、なんとしても記憶力を伸ばさなければいけない!
そういう必要に迫られたわけです。
そこで記憶術の第一人者の下で実際に記憶術を学んでいったわけですが、日々の生活の中で実践していくうちに今まで嫌いだった勉強そのものが楽しくなってきて、もっといろんなことを学びたいと思うようになっていきました。
最初は僕も半信半疑でしたが、実際のところかなりの効果があったわけです。
確かにこれを極めれば30分で3000語も確かに不可能ではないな・・というのが正直な感想です。
実際、僕も記憶術を学んですぐに1分で50語くらいは覚えられるくらいの事はできました。
他にもこの技術を教えた子達は、10語の単語を2~3語くらいしか覚えられなかった子とかも10個完璧に覚えられ・・1回やっただけでこのやり方なら50は確かにいけると確信していたくらいですから。
まさに「記憶術が僕の見えてる世界を確実に変えてくれた」と言っても過言ではありません。
これまで勉強も記憶もできないと思い込んでいた自分を大きく変えてくれたわけですから・・・勉強が苦手な事か記憶力がないとかいう人と出会っても
「いやいや、、、方法が悪いだけじゃん。」
と普通に思うようになれましたからね。
だから、同時にもう今は完全にこう思っているのです。
それは、、、
記憶術というのは、何ら特殊な技能でも魔法でもないし1分で100語を暗記するのは魔法でもなんとでもない。
と、全然魔法でもなんでもないんです。
・・・そうは言っても信じられないですよね。
なぜならやっていないわけですから。
でも、よくよく考えたら普段から記憶術の要素要素を使ってるんです。
例えばですよ。
僕らは、勉強とかは覚えられなくても過去の楽しかった思い出とか辛かった思い出とかって忘れないですよね。
これをエピソード記憶。
というのですがエピソード記憶は凄い長期間脳に保存されいつでも引き出せます。
他にも、
あなたの体に学生の頃についた傷跡があるのならば見てみてください。
その傷っていつ頃つきましたか?
どんな状況でつきましたか?
ある人はその時のエピソードを思い出せるはずです。
つまり五感をより多く刺激した記憶は強く残る傾向があるのです。
こういった無意識的に記憶するやり方を意図的にやるのです。
もちろん!これだけではありませんが、記憶術というのはこういった人間の記憶に強く残るアプローチを組み合わせて使っているだけなんです。
別に魔法でも何でもなく・・
脳の機能を最大限生かしているんですね。
特にイメージをつかさどる右脳を使います。
科学的には右脳とか左脳とかはないんですけどね(笑)
純粋に感性や感情をつかさどる脳を活用してます。
頭で何度も何度も繰り返して暗記したりノートに書き込んだりしなくても、頭の中のイメージを最大限活用することで短い時間で努力するどころか楽しく忘れず覚えられるのです。
もし、記憶術が効果がないとすれば・・・
・印象的な過去の思い出も思い出せない。
・五感で強い刺激のあったことも思い出せない。
という方かなと思います。
しかしこれを取り入れれば、それがたとえ一瞬のことであってもバッチリ記憶できてしまう。
実践して分かったのは、まさにそういうやり方(=印象的な思い出を作る)を意図的にやって物事を覚えていくのが記憶術なのです。
大野式、川村式、藤本式・・〇〇式・・
記憶術に違いってあるの?デメリットは?
世の中には、たくさんの記憶術の教材とかが合宿とかがありますね。
先ほど紹介した大野式記憶術とかですね。
他にも〇〇式みたいなのはいくつかありますけど、大体の記憶術はどちらが優れててどちらが優れてないのか?という大きな違いはありません。
基本的にガチの記憶の大会に出てる人の記憶術は大体一緒です。
それ以外の人のやり方は比較的まがい物に近いです。
記憶術という観点から言えばですよ。
ただ、ガチの記憶王の記憶術というのは・・
一瞬で実感はできるものの応用がなかなか難しい。
という弱点があります。
本当に短期間で大量のものを記憶する事に特化したやり方だけを厳選してるだけあって、原理はシンプルでもあらゆる学習に応用しようとするほど「ヤバ、難しいかも。」と思えてくるのが弱点です。
だから合宿でも行かない限りは短期間である程度身に着ける。
くらいです。
記憶王くらいまでに覚えるのはキツイですね。
先ほど1分で50語。
いこうと思えば100語は覚えられる。
と言いましたが、彼らのように30分で3000語になると結構な経験がいります。
ちょっと休ませてほしいかなという感じです。
なので、そこまでを目指すならば一朝一夕で今すぐ身につけられるほど記憶術は甘くはないです。
トレーニングをして使い続けるのが必須ですね。
ただ、根本にある考え方さえ外さなければ、かなりの効果が期待できるのが記憶術というもの。
教材の値段が高ければいい!という問題ではありません。
安い教材は使えない!というものでもありません。
ではなく、
「人は思い出を忘れない」
という記憶術の根本を深く理解し、その機能をうまく強化するトレーニングのカリキュラムがあれば、信じられないほど覚える時間も短く済んで、かつ長い間忘れない記憶の仕方はできるようにはなりますよ。
ただ、これだけは言っておくと・・・
記憶術だけであらゆる試験を攻略することは不可能!?
です。
ここまで期待値をあげておいて申し訳ないんですけど、右脳型の短期で大量のものを記憶ができる記憶術は非常に役には立ちます。
基本をマスターするだけでも色々使い道はいくらでもあります。
でも、記憶術さえマスターすれば資格や受験に合格できるか?
と言われたらそうではないと思います。
いや、不可能ではないでしょう。
日本の試験制度は記憶が基本ではありますから・・
しかし、逆に非効率的だと思います。
よく考えてみてほしいんです。
「30分で3000語覚えられて一体どうなるの?」
と。
確かに記憶王の人達はとてつもないスピードで覚えようと思った事は確実に覚えられるようにもなりますけど、理解しないとただ単に脳にストックされるだけで終わってしまうんですよね。
つまり…
ちょっとしたヒネリがある問題や試験。
自分で考えなければいけない試験。
知識と知識の相互の組み合わせの試験。
とかは通用しないんですよね。
理解が必要だったり分析力が問われたするものは通用しません。
それならば…
なんでもかんでも覚えるのではなく厳選して覚えて理解できるようにする。
事を考えるほうがいいです。
確かに記憶術は役立ちますが、同時に理解力も鍛えられた方がずっといいです。
「記憶があってマイナスになる」
ということ絶対にない。
しかし、それだけではダメですよ。
ってことですね。
そもそも理解というのは記憶があって初めて成り立つものですし、公式を覚えていないのに計算をするというのは不可能なわけですからね。
どんな試験を目指すにしても「理解のベースとなる記憶力」を高めておくのは必須ですし、記憶に使う時間が短ければ短いほど、覚えていられる期間が長ければ長いほど、いろんな物事をすんなり理解できる上に勉強時間を圧倒的に減らせるようになるわけです。
記憶術をマスターして損をすることはまったくないということです。
しかし、あくまで理想形は下記です。
結論:右脳と左脳を活用した記憶術を使うべし!
さて、ここまで読んだあなたならばもうおわかりですよね。
「記憶術は確かに効果がある・・・しかし記憶術だけではダメで理解をする必要がある。」
そして
「記憶術は即効性がある体験はできても応用は結構難易度が高い。」
という事です。
つまり、結論は理解と記憶の両方ができる記憶術を使うべし!
ですね。
「でも、そんなものないんじゃない?」
と思われるかもしれませんがあるんですよ。
理解というのは、メインで記憶する項目の要点を抑えた部分を記憶をすれば自ずと理解に至るというプロセスを活かした資格や受験・・学校の試験に適した記憶術があるんです。
それが
「ユダヤ式記憶術」
です。
インド式の計算術は数十年前から今までずっと日本でオススメされてきていましたけど、あれの記憶術版みたいなものです。
ただ単に記憶をするのではなく理解に至る部分まで記憶をする。
という特殊な手法を使っています。
そのため記憶術みたいに30分で3000語!みたいなぶっとんだ記憶術と違って理解に必要な情報も同時に記憶をするので半分以下にはなります。
でも・・・明らかに一般的な努力や頑張り。
むやみやたらな復習なんかするよりもずっと効率的で効果的なのがこの記憶術です。
もし、あなたが30分で1000語覚えて注目されたいのならば記憶術がオススメですが、理解をして記憶もできるほうが資格試験や受験や学校の試験には向いています。
これまでの勉強法と似通ってる部分もあるのでとっつきやすいですしね。
合宿とかいかなくてもある程度のレベルまでマスターできて使いこなせます。
だから、記憶術をどうせやるのならば
実践で早く使えるユダヤ式記憶術が圧倒的にオススメです。
とはいっても、記憶術全般怪しいと思いますよね。
わかります。
僕もそうでしたから・・
でも、怪しいからとか思うのはやってもないし知らないからだけなんです。
何事もとにかく最初は
特にインターネット上の口コミ(評判)というのは、モノによってはあまり参考にならないどころか、むしろ正しい評価の邪魔をするような「偏ったレビュー」が目立ちやすいという傾向があります。
「あれはいいよ!」
という意見より、
「あんなのは最悪だよ!」
という意見はどうしても目立つものですし、目立つ意見はいつの間にかそれを見た人の中で真実になっていく…というのが世の常というものです。
そういう意見を参考にするのはいいかもしれませんが、偏ったレビューを真に受けすぎてはいけません。
大切なのは、自分の目で確かめているという姿勢。
虎穴に入らずんば虎子を得ず、という心持ちで何事にも真剣に取り組んでみる意思ではないでしょうか?
こと記憶術に関して言うと、「楽に早く覚えられるようになり、かつ忘れにくくなる」というメリットを考えれば、やらない方が圧倒的に損なわけです。
これはユダヤ式記憶術も一緒です。
確かに、慣れない覚え方ですからマスターするまでに多少の時間はかかりますが、基礎だけでもできるようになっておけばかなり応用範囲の広い記憶のテクニックになると思います。
僕が先ほど紹介した記憶術はただの記憶ではなく理解を深めながら覚えられます。
更に記憶術みたいな応用しなくてもよくテンプレ通りに覚えられる。
しかも理解できるという点を考慮にいれても・・・
通常の記憶術教材とは一線を画しているものです。
いろんな記憶術に関する書籍や教材を見比べて思うのは、記憶という面では凄い!
けど資格や受験に活かせるのは一部だけ。
全部に適応させようとすると記憶術をマスターするほうに時間がかかってしまいます。
だから、ユダヤ式記憶術のような理解と記憶の両方ができ応用の必要もないユダヤ式記憶術を活用したほうが受験や資格試験では非常に効果的に使いこなせるはずです。
興味があれば、記憶術と理解術を兼ね備えた理想のユダヤ式記憶術を試してみてください。