勉強にも使える!物忘れしたことを思い出すための秘策6選

残念ながら、人の記憶はずっと覚えてくことはできません。新しい記憶が次々と増えていくと、古い記憶は脳の奥においやられてしまい、最終的には忘れられてしまいます。

そして新しい記憶でも、ど忘れしたり物忘れによって頭の中からこぼれ落ちてしまうことが多々あります。しかしだからといって落ち込んだりする必要はどこにもありません。

人には「記憶する」「忘れる」そして「思い出す」の3つのことができます。つまり、物忘れをしたりついついど忘れをしてしまっても、思い出すことができればなんの問題ないのです。

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年齢だけじゃない?物忘れが激しい人にみられる5つの共通点」では物忘れをしてしまう原因やその予防策についてお話ししてきました。ですが、どれだけ物忘れを防ぐ方法を実践しても、忘れる時は忘れてしまいます。

そこでここでは、物忘れしてしまった記憶をスッと思い出せる6つの方法を紹介します。もし物忘れが激しかったりど忘れが多いと自覚されているのであれば、これから紹介する方法を実践して、忘れた記憶を思い出していきましょう。

 

1:一度リラックスする

 

ど忘れをしてしまった時、必死に思い出そうと頭をフル回転させる人が多いと思います。しかし、どれだけ思い出そうとしても、それで忘れた記憶を思い出せる人はおそらく1人もいないでしょう。

なぜなら、ど忘れしたことによって一気に緊張が高まり、脳が興奮状態に陥ってしまうからです。そのため、意識的には頭の中にある記憶を必死に検索しているつもりでも、実際の脳は全く動いていないのです。

忘れてしまった記憶を思い出すためには、脳がより働きやすい状態にすることは欠かせません。ですので、ど忘れした時にすべきことは、必死になることではなくできるだけリラックスしてニュートラルな状態になること。

記憶力アップに欠かせない“海馬”を鍛えて活性化する方法」でも紹介していますが、脳の中で記憶をつかさどる海馬は、ストレスに非常に弱い部分です。つまり、物忘れしたからといって興奮してしまうと、それがストレスになり海馬の働きが逆に悪くなってしまいます。

海馬の働きをよくするためにはストレスを感じないことが第一。そこで、まずは体に入っている力をいったん弱め、リラックスしてストレスを緩和してみてください。

そうすることによって、海馬の働きが良くなり、ど忘れした記憶を脳の中から見つけやすくなります。物忘れをしたことによって焦る気持ちは分かりますが、そんな時こそまずは深く深呼吸して興奮した状態を静めてからゆっくりと脳の検索を行いましょう。

 

2:環境を変えてみる

 

人は同じ環境にいると同じ刺激を受けることになります。すると、その刺激にどんどん慣れてしまい、最終的には刺激を受けなくなります。

ここでいう刺激とは脳に対する刺激です。人はその場にいるだけでその場の空気や雰囲気を感じることができますが、長くいればいるほどその空気にいることに慣れてきますよね?

実はこうした“慣れ”が思い出すための足かせになることがあるのです。

脳を活性化させるためには、脳に刺激を与える必要があります。しかし、その場の雰囲気に慣れてしまったら脳がその空気によって受ける刺激に慣れてしまい、活性化しなくなってしまうのです。

だからど忘れしたことを思い出そうにも、脳が活性化していないからうまく働いてくれません。「勉強の効率を上げるために欠かせない脳を活性化させる秘策」でも説明している通り、脳は活性化させることで従来以上の働きをする一方、活性化しないと脳の働きは低下してしまいます。

ですので、忘れたことを思い出す時には、なるべく普段いる場所から離れて環境を変えてみるといいでしょう。そうすることによって、周囲の雰囲気から受ける刺激が脳を活性化し、物忘れしていたことを思い出しやすくなります。

この時、環境を変えるだけでなく『思い出そう!』という気持ちを緩めると、逆に思い出しやすくなります。環境を変えるのは興奮した頭をいったん冷やすためなので、一息ついて方の力を抜くことをおすすめします。

 

3:関連したものから思い出していく

 

頭の中にある記憶のほとんどは、別の記憶とリンクされています。これは「脳の特性を上手に活用した4つのお手軽暗記術」でも説明しているように、関連がある記憶を紐づけることで、より忘れにくい記憶として脳に残しておくことができるからです。

物忘れやど忘れの多くは、一部分だけスコンと記憶が飛ぶような状態です。例えば1~5の手順がある作業で3番目だけ忘れてしまった・・・みたいな。

であれば「3番目って何すればよかったっけ?」と思い出そうとするよりも、1から改めて振り返っていった方が思い出しやすいです。特にこうした手順の物忘れは、頭で忘れていても、行動として確認すると体が覚えているケースが多いです。

また勉強などでも、ど忘れしたことに関連する内容を頭でイメージすることで、思い出すきっかけを作ることができます。この時、忘れたものをあえて意識しないようにすることが大切。

ど忘れしたものにフォーカスすると、脳にストレスがかかり、海馬の働きが悪くなってしまいます。それよりも、まずは忘れたこと“以外”のことを思い出し、そこから自然に忘れたものを思い出すのがベスト。

イメージとしては“広く浅く”のイメージで関連するものを思い出すと、忘れていたものも一緒に思い出されるでしょう。

 

4:五感を活用して思い出してみる

 

記憶力を鍛えるために勉強する際に心掛けるべき6ヶ条」でもお話ししているように、五感をフルに使うことは記憶力を鍛えるためには欠かすことはできません。さらに、物忘れしたことを思い出すのにも五感は大いに助けてくれます。

「ただ知る」よりも実際に見たり聞いたり体験したものの方が、人の記憶には残りやすい特徴があります。つまり、忘れたものを記憶した時の感覚をもう一度再現することによって、忘れていたことを思い出すことができるのです。

例えば、靴紐の結び方を忘れてしまった場合、頭であれこれ考えるよりも、実際に紐を用意して結んでみたり。また勉強でも、英単語のスペルを忘れてしまったのであれば、その単語を頭の中で読み上げてみたり。

このように、ど忘れした記憶を覚えた時に使った五感を使うことによって、感覚から忘れた記憶にたどり着くことができるのです。逆に頭の中であれこれ考えているだけだと、思い出すためのきっかけがないため、いつまで経っても思い出すことができません。

忘れたからと言って立ち止まるのではなく、忘れた時こそ何かしらのアクションをするようにしましょう。そうすることによって、感覚に紐づけされた“忘れた記憶”を見つけることができるはずですから。

 

5:類似体験をしてみる

 

簡単に言えば3.で紹介した「関連したものを思い出す」と4.で紹介した「五感を活用して思い出してみる」の両方を同時になるようなものです。2つの思い出す方法を同時に行うことによって、より効率よく忘れた記憶を思い出すための方法です。

物忘れをした場合『忘れた』ということ以外記憶から完全に抜け落ちている状態です。そのため、忘れたものが頭の中のどこに行ってしまったのか・・・なんてことをやっても見つかる可能性は極めて低いです。

そこで、ど忘れしたものを記憶した時の環境や当時の行動を再現してみるのです。そうすることで、忘れたものを当時の印象や経験ごと思い出すというもの。

この時ポイントなのは“できる限り似たような状況”を再現すること。

過去と同じことと全く同じことをするのは極めて難しく、非常に手間も時間もかかってしまいます。ですから、自分の中でイメージができるくらいに似せた疑似体験で十分。

例えば

・当時自分が持っていたもの
・自分がいた場所
・着ていた服

などなど、似せられるところはなるべく似せて再現したほうが思い出しやすくなります。

 

6:「記憶マーキング法」を使う

 

記憶マーキング法とは、暗記や記憶をする際に、あらかじめその記憶をマーキングする暗記テクニックです。何かを記憶する時にあらかじめその記憶にマーキングをしておくことによってど忘れした時に、そのマーキングを頼りに思い出していく・・・というもの。

これは「多くの人が実践してきた簡単に覚えられる基本的な記憶術6選」でも紹介している記憶術の基本的なことであり、こうしたマーキングを記憶につけておくことによって、頭の中にある記憶をより簡単に整理することができます。さらに、記憶したことが頭の奥に追いやられたとしても、あらかじめつけておいたマーキングを辿ることで、すぐにその記憶にたどり着くことができます。

具体的なやり方としてはさまざまな方法があります。語呂に換えて覚えるのもありですし、「古代から活用されている歴史ある4つの記憶術」でも紹介されている数字子音置換法などでも結構です。

大事なのは自分の中で『○○○○といえば×××』というような、記憶を手繰り寄せられるヒントを頭の中に定着させること。そしてそのマーキングは、新しい記憶が入ってきてもすぐに思い出せるようなものであること。

この2つの条件を満たしていればどんなものでもどんな覚え方でも構いません。自分の頭の中だけで使うものなので、他人に理解されないものでも自分が理解できるものであれば問題ありません。

ですので、同じ記憶でも人によってマーキングの仕方が違いますし、思い出すためのトリガーもまた違うと思います。「他人がこうだから・・・」と歩調を合わせる必要がないので、自分なりに記憶をマーキングしておくことで、ど忘れしても簡単に思い出すことができます。

 

まとめ

人の記憶というのは永久ではありませんし、完全に保管できるものではありません。そのため、物忘れやど忘れだって生きていく中でたくさん起きるでしょう。

だからこそ“思い出す方法”というのは大切なのです。忘れてしまった記憶を取り戻すだけでなく、思い出すことでその記憶はさらに強い印象を脳に与え、よりわすれにくい記憶となるのです。

忘れてしまわないための記憶の仕方も大切ですが、忘れてしまった時の思い出し方も大切です。ぜひここで紹介した6つの方法を参考に、物忘れやど忘れ対策を考えてみてください。

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