人によって好きな教科・嫌いな教科があると思います。しかし中には、どれだけ勉強しても成績が上がらないことから「自分は勉強できない」とか「勉強嫌い!」というイメージがこびりついている人も多いことでしょう。
ですが、これまで勉強ができなかった人でも、勉強嫌いを克服して希望の学校に進学したり欲しい資格を取得した人もたくさんいます。彼らは、いろいろな方法で勉強嫌いを克服し“勉強できない”自分を卒業していったのです。
そもそも勉強できない人というのは、自分の学力と取り組んでいる勉強のレベルに開きがあるから「自分が勉強はできない」と思い込んでいるに過ぎません。言い換えれば、自分に適したレベルから始めれば、誰だって勉強ができるようになるのです
とはいえ、一度ついてしまった勉強嫌いのイメージはちょっとやそっとでは克服することができません。すでに勉強に対する苦手意識がついてしまっているため、まずはそれを払拭することがポイントになってきます。
そこでここでは、勉強嫌いを克服するためにやってもらいたい5つのアドバイスを送ります。ここで紹介した方法を実際にやってもらえれば「自分は勉強できない」という偏見を取り払うことができるはずです。
1.勉強が嫌いな原因を探る
自分が興味のあるもの・ないものには、それぞれ何かしらの理由があります。こうした理由は他人には理解してもらえないかもしれませんが、少なくとも自分には、好き・嫌いを分けるのに十分すぎる理由なはず。
当然こうした原因は勉強にもあります。例えば英語が嫌いな人というのは
・何が書いてあるのか分からない
・英単語が全然覚えられない
・聞いても何を言っているのか理解できない
などといった理由で嫌いになっているのでしょう。そして、こうした嫌いな理由というのは、潜在的な部分に隠れており、本人も本音の部分が見えていなかったりすることも珍しくありません。
そんな状態で無理やり勉強をしても、やる気も集中力も上がりませんし、強いストレスがかかるばかりですから、勉強の効率はいっそう悪くなります。そうなれば勉強しても理解度は低くなりますから「勉強したって分からない」といってますます嫌いになる。
ですので、まずすべきことは「なぜ自分が勉強が嫌いなのか?この教科が嫌いなのか?」を自分の中で把握することです。
勉強に限ったことではありませんが、すべてには原因があり、その原因さえ解消すれば少しずつ改善の兆しは見えてきます。勉強嫌いはいきなり大好き!にはなりませんが、少しずつ興味をもち、やがて勉強することに対して苦ではなくなっていくはず。
そのための第一歩として、自分が勉強できない理由・勉強が嫌いな原因を自分自身に問いただして解明していきましょう。
2.周りの人達と比較をしない
勉強できる・できないというのは、自分以外の比較対象がいて始めて成立する言葉です。例えばテストで90点の人と80点の人がいる場合、90点を取った人は“勉強ができる人”、80点を取った人が“勉強ができない人”になってしまいます。
ですが、もしこのテストの平均点が40点だった場合、90点の人も80点の人も“勉強ができる人”になります。つまり、どこに基準を置くかによって勉強ができる人とできない人というのは変わっていくものなのです。
そして大事なのは、試験では『合格』と『不合格』の二者にしか分かれないということ。
試験によってこの2つを分けるボーダーラインは異なりますが、極端に言えば、100点だろうが60点だろうが“合格”のボーダーラインに入れば問題ないということ。もっと言えば、試験のために勉強するのは合格ラインを突破するためであり、100点を取るためではないのです。
そのため、周りが試験で何点取ろうが気にする必要はありません。これを気にしてしまうから「自分は勉強できない」と思い込み、どんどん勉強嫌いになっていってしまうのです。
周りと比較することで逆にやる気が出るのであればいいのですが、自分が周りより勉強ができないことを痛感して落ち込む必要はありません。もちろん、勉強できる人の勉強法をそのまま真似ても、そもそも人も能力も違うのですからあまり効果はありません。
現在の学力も、勉強の仕方も、周りは気にせず自分なりのやり方で、自分を信じて取り組んでいってください。そうすることで「自分は勉強できない」という余計な偏見を持たずに勉強に打ち込むことができます。
3.好きなものと勉強と似ている点を探す
どれだけ勉強が嫌いな人でも、勉強以外で興味を持ったり好きだと思えるものがあると思います。そこで、自分が好きなものと嫌いな勉強を自分なりに分析してみてください。
すると、この両者にいくつか共通点が見えてくると思います。バッチリ一緒でなくても類似している点でもOKです。
こうした好きなものと嫌いなものの類似点や共通点を見つけることによって、嫌いなものに対する関心を少しずつ上げていくことができます。もちろん勉強というザックリとしたものでなくても「好きな教科と嫌いな教科」でも結構です。
例えばゲームが好きで、特にドラクエなどのロールプレイングが好きな場合、ロールプレイングゲームの特徴みたいなものを紙に書いていきます。それを勉強と照らし合わせてみると
・時間をかけてレベル(学力)を上げていく
・レベルを上げてボス(テストなど)を倒す
・アイテム(文房具や参考書)などを買って有利に進めれるようにする
みたいなことが類似点として挙げられますよね?つまり勉強をロールプレイングゲームの発想に当てはめて取り組むことで、苦手意識のハードル低くすることができるのです。
こうした、好きなものと嫌いなもの(勉強)の類似点を探す方法は、次の3つのステップに沿ってやってみてください。
ステップ1)自分が興味のあるものを書き出す
ステップ2)1)で挙げたもののどこに興味があるのかを箇条書きする
ステップ3)苦手な教科や勉強と似たところがあるかを探す
この時、できるだけ感情をいれずに客観的にやるのがポイント。特にステップ3)については、苦手意識が定着しているため、どうしても受け入れたくない気持ちが出てきてしまい「似ている点すらない!」と決め付けてしまいます。
偏見や固定観念は一切捨てて、純粋に興味を持てそうな部分を探してみてください。
4.勉強できる人に聞いてみる
人によって好きなものや嫌いなものはそれぞれ異なります。これは勉強でも同じで、人によって得意な教科と苦手な教科は違うはず。
そこで、自分が苦手な教科を得意としている人に、その教科の魅力や面白さを質問してみてください。もしかしたらそこから、その教科に対する興味がわいてくるかもしれません。
・何がきっかけで好きになったのか?
・どういった部分が面白いのか?
・できない人はどこが悪いと思うのか?
など、その教科に対する率直な疑問や質問をぶつけるだけで結構です。ただし、その人の回答を聞く時は、反論せず全て受け止めてあげること。
でないと相手も「せっかく答えてあげたのに・・・」とあまりいい感じをしません。また、3.と同様に相手の話を聞く時は自分が持っている偏見や固定概念などの、その教科に対する印象も全てどこかに置いといて聞くように。
そうした状態で聞くことで、初めて今まで自分が知らなかったその教科の特徴みたいなものを発見することができます。また、クラスメイトに聞く以外にもインターネットを使って質問してみたり、本などで調べたりしてもOKです。
嫌いな教科や苦手な教科の新しい面を知ることによって、そこから苦手意識を崩すことができるかもしれません。
5.マンガやゲームから始める
近年、マンガやゲームの種類は多様化されており、その一部は勉強への興味にもつなげることができます。実はマンガやゲームによる社会への影響は昔からありました。
例えばマンガ「スラムダング」がヒットした時、当時小学生だった子供達はこぞってバスケットに夢中になりました。また「ヒカルの碁」というマンガがヒットした時には、お年寄りしかやらない印象だった囲碁に挑戦する子供が増えました。
つまり、勉強への興味を沸き立たせるために、あえてゲームやマンガから入るのも手段の1つだということ。
特に歴史を題材にしたマンガやゲームは多く、こうしたところから歴史に対する興味をもつのもいいことだと思います。例えば戦国時代を題材にしたゲームであれば「戦国無双」や「戦国BASARA」などといったゲームがあります。
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また、源氏物語を題材したマンガも多く、「あさきゆめみし」や「源氏物語 千年の謎」などがあります。こうしたマンガかは入っていくことで、勉強に対する興味のハードルはグッと低くなります。
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勉強は何も教科書からしか学べないものではありません。マンガやゲームから興味を持ち、それがきっかけとなってその教科への苦手意識を克服することもできますのが、どんどん活用していってください。
まとめ
「勉強ができない」「勉強が嫌い」と感じている人は非常に多いと思います。しかし、それらの実態は思い込みからきているものがほとんどで、実際に勉強してみると意外と何とかなってしまいます。
つまり、「勉強できない」という思い込みを外すきっかけさえ見つければ、簡単に克服できるということ。
ここで紹介した方法以外にもさまざまな勉強嫌いを克服する方法があるので、色々やってみて1日でも早く苦手意識を払拭してください。