全然覚えられない!暗記が苦手な人達の5つの共通点

「どんなに頑張っても全く覚えられない・・・」
「どんなやり方をしてもまったく暗記できない・・・」

そんな悩みを抱えいている人は多いと思います。

暗記は試験やテストに必要な情報を覚えるだけ!というとてもシンプルな作業ですが、それゆえ得意な人と苦手な人がはっきり分かれる勉強と言ってもいいでしょう。

得意な人は苦もなくどんどん覚えていく一方、苦手ない人は読んでも書いてもなかなか覚えられません。

では暗記が得意な人と苦手な人との違いはどこにあるのでしょうか?

暗記が苦手な人からいわせると「頭の良さ」や「暗記の仕方」と答えそうですが、真実はもっと別のところにあります。

実は暗記が苦手な人には5つの共通点があるのです。

ここでは、暗記が苦手な人に共通する5つの項目を1つずつ紹介していきます。

持って生まれた才能や自分にあった暗記の仕方をしっているかどうかではなく、暗記の邪魔をする要素を抱えているからどんなやり方をしても覚えられないのです。

そんな暗記が苦手な人達が抱えている5つの要素とは何か?

1.努力が空回りしている
2.「常識」に振り回されている
3.暗記にかける時間が少ない
4.暗記の仕方が足りない
5.一度暗記しただけで満足してしまう

人それぞれ脳の得意分野は違うことは既に科学的にも証明されています。単純にIQが高い人・・語学が得意な人・聴覚が強い人というように…違いはあるのです。そこでここでは、この5つの要素を1つずつ解説していきます。

 

1.努力が空回りしている

暗記が苦手な人の多くは、暗記に膨大な時間と労力を費やします。苦手な意識があるからかもしれませんが、実はこの努力が空回りしていることが多いのです。

そもそも暗記することは勉強するうえでの1つの作業であり、暗記することが目的ではありません。得たいもの・なりたいもののために勉強しているのであるのですが、暗記に夢中になっている間にそのことを忘れてしまっているのです。

そのため「もっと短時間でラクして暗記をするにはどうしたらいいのか?」を考える心の余裕がないのです。

暗記が得意な人というのは、自分に合った暗記方法で覚えています。それはその人にとって確実かつ時間をかけずに覚えられる方法なのですが、最初からそんな方法を知っていたわけではありません。

色々な暗記の仕方を試して、どれが一番簡単に覚えられるかを検証してみたり、先生や友達に効率のいい暗記の仕方を相談してみたり、インターネットなどで調べてみたり・・・。極端な言い方をすればいかにラクして覚えられるかを調べてから暗記しています。

努力ゼロでも忘れることなく記憶できる究極の暗記方法」でもお話しているように、ただ覚えるだけではすぐに忘れてしまいます。そしてすぐ忘れてしまうことを自分の“能力”のせいだと思うから暗記が苦手になっていくのです。

暗記を実践する前に、まずは“暗記の仕方”の勉強から始めてみましょう。

一見遠回りに思えますが、この暗記の仕方を覚えてから暗記に取り組んだほうが、短期間で多くの知識を吸収することができるようになります。まずは自分のベストな暗記の仕方を確立しない限り、どれだけ努力しても暗記で苦戦する日々は終わらないと思います。

 

2.「常識」に振り回されている

ここで言う常識とは現状の学校教育のことを差しているわけではありません。そんなことをを主張したところで、暗記ができるようになるわけではありません。

ここで言っている常識とは“自分にとっての常識”です。例えば

・暗記できないのは頭が悪いからだ
・きちんと書かないから覚えられないんだ
・暗記用のノートを作らないから覚えられないんだ
・やる気がないから覚えられないんだ

・・・などといったことを言われたり、思ったりしたことがあると思います。しかし、これらの常識は事実の一部分であっても真実ではないのです。

★頭が悪くても覚ていることはあります
★書かなくても自然と暗記しているものがあります
★ノートを取らなくても覚えていることがあります
★やる気なんかなくても記憶していることがあります

頭が悪いと暗記できないわけではありません。人より覚えるのが苦手だったりするだけで誰でもやり方を変えれば覚えることはできます。

ところが、先ほど挙げたような常識が自分の中にあると、暗記をする時に情報を無意識にシャットダウンしてしまうのです。「どうせやっても覚えれないんだし・・・」と思ったら、どれだけ頑張っても暗記できる量は減ってしまうでしょう。

まずはこうした自分に対するリミッターを解除してください。こうした常識は、暗記はもちろん勉強する上では邪魔以外に何ものでもありません。

また、「テストで30点しか取れなかったから自分はバカだ」というような自分をネガティブに捉えてしまう発想も捨てるように。これらも先ほど挙げた常識と同様に、暗記できるポテンシャルを狭めてしまいます。

自分を信じること・・・それが暗記はもちろん勉強にも欠かせない要素なのです。

 

3.暗記にかける時間が少ない

ここからはもう少し具体的な暗記ができない理由をお話していきます。まずなかなか覚えられない理由の1つとして“反復練習が足りない”というものがあります。

人は暗記したことを常に覚えているわけではなく、時間が経つにつれて忘れていってしまいます。これはどんな暗記方法を実践しても決して避けることはできません。

だからこそ、暗記する時はある程度反復して何度も覚えなおす必要があります。要するに情報をどんどん上乗せしていくことで、脳に定着させる必要があるのです。

記憶と忘却時間の関係を表しているものとして有名なのが『エビングハウスの忘却曲線』です。これはドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが、意味のない3つのアルファベットの羅列を被験者に覚えさせ、その記憶がどのくらいのスピードで忘れていくかを実験した結果を表した表のことです。

この忘却曲線によると人は20分後に42%のことを忘れ、1時間後には56%、1日後には74%のことを忘れてしまうことが判明しています。

暗記1

つまり、どんな人でも1日経てば74%のことを忘れてしまうということ。ここで大事なのは“忘れないようにするための施策”ではなく“忘れてもまた暗記する”というしつこさなのです。

例えば英単語を350語覚える時、1日50語ずつ30分で覚えるサイクルを毎日行います。そうすることで1週間に1サイクル、1ヶ月で最低でも4サイクルはできることになります。

ところが、暗記が苦手な人はこの1サイクルに要する期間を長く設定してしまいます。例えば350語を覚える際に1日10語ずつ30分取り組むとか。

そうなると1サイクルするのに1ヶ月以上かかる計算になります。先ほどの1日50語と比べると1/5しかできないため、必然的に暗記できる量は少なくなってしまいます。

覚えたことを忘れないようにするために「暗記が苦手な人でもどんどん記憶できてしまう8つの暗記法」を参考にした暗記法を実践するのもいいです。しかし、どんな方法で暗記しても、忘れる時は忘れてしまいますので、何度も繰り返し覚えて、頭の中に刷り込みましょう。

 

4.暗記の仕方が足りない

暗記の仕方が足りないとは、暗記する上での“レパートリー”が少ないことを言います。一言に暗記と言っても具体的にはいろいろあり、人によってもその方法はバラバラです。

暗記が苦手な人ほど、このレパートリーが少なく、一辺倒な方法で覚えようとします。例えば何度も教科書を読み返すだけとか、ひたすら書いて覚えるだけとか。

こうした暗記の仕方をすると、感覚が次第になれてきてしまい、勉強効果が低下してしまいます。そうなると、今まで50個覚えられたものが40個しか覚えられなくなったりするなど、暗記できる量が少なくなってしまうのです。

そうならないためには、適度に暗記する方法を変える野がベスト。暗記方法についてはいくつかレパートリーを持っておき、状況や気分によって変えて覚えるとスムーズに暗記することができるでしょう。

暗記方法を変える大きな理由は、五感をフルに活用するためでもあります。効率よく暗記するには、脳を刺激することが大事であり、そのためには五感を使うことが重要なのです。

例えば普段書いて覚えている人は、たまに手を止めて耳で聞いて暗記してみたり、普段目で読んで覚えている人は、思い切って声に出して覚えてみたり。このように五感をフルに活用して暗記すると、より脳に記憶されやすくなります。

また、暗記したものを人に話したり、問題を出しあったりするのも効果的です。暗記はどうしてもインプットするのに時間と労力をかけてしまう傾向があり、アウトプットする機会が少ない作業です。

勉強する上でアウトプットすることは、きちんと覚えているかを確認する機会です。学校などで友達と問題を出しあったり積極的に話すことによって、頭の中が整理されより記憶として残りやすくなります。

 

5.一度暗記しただけで満足してしまう

膨大な量を一生懸命暗記すれば、当然達成感が生まれます。しかし、その達成感に浸りすぎてメンテナンスを疎かにするとすぐに忘れてしまい、いざ試験本番の時に「あれ?何だっけ?」という事態になりかねません。

3.でお話したように、基本的に人は時間がたつに連れて覚えている情報量がどんどん少なくなっていきます。しかし暗記が苦手な人というのは、一度覚えたことに満足してしまってメンテナンスすることを怠ってしまうのです。

当然そうなればどんどんと覚えたことが零れ落ちてしまいます。そうならないためにも、一度覚えたからといって満足せず、定期的に復習して忘れていたものを思い出す作業をするよう心がけましょう。

ただし、このメンテナンスに関しては最初に取り組んだ暗記ほど時間も労力もかける必要はありません。

なぜなら、メンテナンスは“暗記したものを思い出す”ためのものであり、知らないことを覚える暗記とは違ってすでに知識として身についているからです。いうなれば、頭の再整理みたいなもので、どの情報がどこにあるかを確認するための行為をさします。

また、忘れているものもあればちゃんと覚えているものもあるため、覚える量は一回目に比べたらはるかに少なくなっているはず。とはいえ、忘れたものを再び暗記するために、五感を活用しながら覚えることは怠らないように。

 

まとめ

なかなか暗記ができない原因というのは、暗記法やその人の能力によるものと思われがちですが、実はそこに主な原因があるわけではありません。暗記に対する考え方や姿勢、さらには勉強に対する考え方などから自然と自分にリミッターをつけていただけなのです。

暗記は単純な作業のため、得意・不得意はあると思いますし、決して簡単ではありません。しかし悩むほど難しいものではなく、もっとシンプルに考えれば必要な情報を頭の中に詰め込むことができます。

あまり苦手意識を持たず、フラットな気持ちで取り組んでみてください。それだけで、今までできなかった暗記がウソのように覚えられるはずですから。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


努力の仕方が重要なのです。


時間をかけて学ぶ事ではなく時間を使わないように工夫をすべきなのです。


そのためには勉強法を試す必要があります。


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