英語苦手を卒業!英語上達へのプラチナ・チケットのレビュー

英語の重要性が増している中でたくさんの英語上達に関する
教材や書籍が出版されています。
ここではそんな英語教材の1つ
『英語上達へのプラチナ・チケット』についての
評価を紹介していきます。
この教材は塚田将之さんという人が
自身に経験を元に作った英語の勉強の仕方をまとめたもので
英単語の記憶の仕方からリスニング・リーディングなどの
英語を完全にマスターするための勉強法が
幅広く公開されています。
具体的には
・効率よく大量の英単語を覚える方法
・英文を素早く・正確に読むためのテクニック
・最短距離でリスニング力を鍛える勉強法
・ネイティブな人達が使っている表現方法
などが6冊のテキストで紹介されています。
ザックリ言ってしまえば日本人が英語を勉強する上で
押さえておきたい基本的な部分を網羅した教材だということ。
一から英語の基本を学ぶことができるため
留学を考えていたり仕事で英語が必要な人には
おすすめの教材と言えます。
英語が苦手になる最大の原因
英語が話せたらいいな~と思う一方
「英語なんてできないよ・・・」と
諦めてしまう人も多いと思います。
事実、学校の授業でも英語ほど
得意な人と苦手な人がハッキリ別れている
教科はありません。
では、英語が苦手な人はなぜそこまで英語が上達しないのか?
その一番の原因は“英単語の意味が分からない”からです。
英語はその他の教科と違って
英語を日本語に、日本語を英語に訳して
問題を解いていきます。
その時、英単語の意味を理解していないと
英語を日本語に訳せませんし
日本文を英文に変換するだってできません。
つまり、英単語をどれだけ記憶できたからによって
英語の成績はもちろん、英語に対するモチベーションも
変わってくるのです。
そのため、この英語上達へのプラチナ・チケットは
英単語を記憶するテクニックを30種類以上紹介しています。
英語において最初で最大の壁でもある
“英単語の記憶”をクリアすることで
英語に対する興味を一気に上げることができる。
もちろんどのテクニックも効率性が高いですから
何時間もかけて覚える必要はありません。
そのため
これから英語を勉強しようという人はもちろん
英語が苦手な人もその苦手意識を克服できる
教材なのではないでしょうか。
「聞くだけ」英語教材では上達しない理由
英語の需要が高まっていくにつれて
さまざまな英語教材が販売されてきました。
特に最近多いのは
・ただ聞くだけ
・覚える必要一切なし
といった、机に向かわずとも勉強できる
英語教材です。
確かに、日本人が日本語を話せるようになるための
勉強なんてわざわざしませんでした。
物心ついた時から自然と話せていた・・・
そんな印象の人ばかりでしょう。
これは、生まれた時から日本が飛び交う環境にいたため
日本語を聞いているうちに話せるようになった。
だから英語も聞いていれば自然に話せるようになる。
・・・というのが、こうした教材の謳い文句です。
この理屈は確かに一理あります・・・が、
この理屈には2つ重大な欠点があります。
まず1つは英語がスラスラ聞けるようになるまで
非常に時間がかかるという点。
確かに英語を聞き続けることで
英語から日本語へ頭の中で
すぐに変換できるようになります。
が、そのためには何年も英語を聞き続ける必要があり
短期間では聞き取るようになることはできません。
少なくとも1ヶ月や2ヶ月聞いただけでは
効果は実感できないでしょう。
そしてもう1つの欠点は、聞くだけでは
英語で会話できる力は身につかないこと。
英語を聞きづけることによって
耳が慣れて頭の中で素早く
日本語に変換できるようにはなります。
ただし、それと話せるようになることは別で
英語で話す習慣を作らないと一向に話すことはできません。
しかし、普段から日本語が飛び交っている日本で
英語オンリーで会話する場所というは限られています。
そのため、英語を聞くことはできても
離すことができないというアンバランスな状態に
なってしまうのです。
この教材の作者である塚田さんも販売ページで
次のように謳っています。
本気で「使える英語」をマスターしたいのであれば、
ネイティブも唸る圧倒的な語彙力と文法力を築き上げ、
「読む・書く・聞く・話す」をバランスよく磨くことが必須です。
つまり
英語を読めて、英語が書けて
英語を聞けて、英語で話せる
この4つができて初めて“英語をマスターした”と
言えるのです。
ただ、聞くだけの教材だったら「英語を聞くこと」
英単語帳は「英語を読むこと」というように、
英語教材の多くはこの4つ全てを網羅しているわけではなく
特定の部分に特化しています。
そのため、英語を勉強しようとすると
たくさんの教材や参考書を買わないといけなくなりますが
英語上達のプラチナ・チケットは
英語をマスターする4つについて
全て教材の中で網羅されています。
英語を勉強する上でどの教材がいいか迷っている人は
まずはこれから始めてみると良いと思います。
英語上達のプラチナ・チケットを使った勉強の仕方
この教材の唯一のデメリットがボリュームの多さです。
英語上達のプラチナ・チケットは
全6タイトルで構成されており
その総ページ数は777ページもあります。
そのため、膨大な量の教材を手にしただけで
モチベーションが下がってしまう人もいるでしょう。
ですので、まずは内容を理解しようとせず
中身だけざっと読んでみてください。
(問題集は飛ばしてもかまいません。)
その後、自分が気になったところや
もっと勉強したいところから始めてみましょう。
作者である塚田さんいわく、必ず目を通してほしいところは
『英単語記憶術』の第2部の88ページ
『英文法』の15ページ、
『リスニング&スピーキング』の16、44、47、60ページ
の計6か所。
さらに、英語の勉強を20分でもいいですから
毎日欠かさず取り組むこと。
この教材は冊子ではなくダウンロード版ですから
スマートフォンやタブレット端末に入れれば
持ち運びも簡単にできるので、通勤・通学の電車の中でも
勉強することができます。
ただ教材を一から順番に勉強していくだけでは
モチベーションも上がらず途中で挫折してしまいます。
まずは自分が出来そうなところや興味があるところから始め、
英語に対する苦手意識を少しずつ克服していきましょう。
総合的に英語を勉強するのに適した教材
英語上達のプラチナ・チケットは、英語が苦手な人や
一から英語を勉強しようと思っている人には
おすすめの教材といえます。
英単語の覚え方から、リスニングやリーディング、
さらにはスピーキングの勉強法まで紹介しているので
英語をマスターするうえで必要な要素が
全て盛り込まれている教材と言えるでしょう。
ただし、すでにある程度英語の力がある人には
ボリュームの割に少し物足りない印象かもしれません。
2006年から毎年教材の内容を修正しているだけあって
完成度としてはかなり高いものになっています。
英語教室に通ってみたり
英語の教材や参考書をあれこれ買うよりも
この教材を買って勉強したほうが
より早く効果を実感することができるはずです。