記憶力アップのために欠かせない3つの学習習慣

テストや試験で良い点数を取るためには勉強を欠かすことはできません。特にその中でも、暗記などの覚えることに苦労する人も多いはず。

極端な話、教科書の内容を全て記憶できれば、試験を突破することは決して難しくありません。つまり、記憶力を向上させることはそれだけ試験の難易度を下げることになるため、色々な方法で記憶力アップを図っている人もいます。

ところが記憶力というのは、勉強していれば自然と上がるものではありません。記憶力をアップさせたいのであれば、常に記憶力がアップするような習慣を心掛ける必要があります。

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勉強をしながら記憶力を高める方法については「記憶力を鍛えるために勉強する際に心掛けるべき6ヶ条」で詳しくお話ししていきます。でも実は勉強以外の生活習慣の中でも少し心がけを変えることで記憶力のトレーニングができるのです。

そもそも記憶力は勉強の時だけ必要なわけではありません。仕事はもちろん、普段の生活の中でも記憶力を高めることによってより生活が便利になったり私生活の作業の効率化をはかることができます。

そこでここでは、記憶力を今より上げるために心掛けてほしい3つの習慣を紹介します。勉強する際に、これから紹介することを心掛けることによって、記憶力はアップしていきますので、ぜひ実践してください。

 

1.脳の空白をつくる

記憶には実態がなく形も存在しないため、どれだけでも脳にインプットすることができます。脳が知識を記憶する仕組みについては「意外と知らない記憶を脳に刷り込ませるまでの5ステップ」で詳しくお話ししていますが、人は生涯で15兆もの事柄を記憶すると言われています。

しかしだからといって、無鉄砲に記憶を詰めこんでもそれだけ膨大な事柄を全て覚えておくことはできません。

どれだけ広い部屋でも、テキトーに荷物をどんどん放り込んでいけば、すぐに足の踏み場もない状態になってしまいます。それと同じように、脳の中に入れた記憶も、ただ詰め込むだけではすぐにパンクして飽和してしまうのです。

そうならないためにも、常に脳の中に新しい知識や情報が入るスペースを作ることが大切です。こうすることで、常に新しい記憶をもれなくインプットすることができます。

とはいっても記憶は形があるわけでもなく、ましてや目で見えるものではありません。そのため「どうすれば脳の空白を作ればいいのか?」と悩む人も出てくるでしょう。

そんな人におすすめなのが「なぜ?」「どうして?」とあらゆるものに疑問を持つこと。

なぜか覚えられない!年齢以外で記憶力が低下する5つの原因」でもお話ししているように、疑問を持たなくなるとそれだけ脳に刺激を送らなくなり、どんどん記憶力が低下していってしまいます。

脳は“知らない”という状態を極度に嫌がり、ひとたび空白があると、勝手に梅与党する性質があります。これを許してしまうと新しい記憶を入れるスペースがなくなってしまうため、記憶力を上げることができません。

そうならないためにも、意識的に疑問を持つよう心掛けて、脳の空白を維持することが大切。そうすることで、いつでも新しい記憶を詰めこめる状態を保ち、それが記憶力アップにつながるのです。

そして、疑問を持つものの対象は勉強以外でも構いません。

趣味だったり生活の知恵だったりなど、とにかく普段の生活の中で「知っている」「分かっている」という状態をなくすような生活を送ることを心掛けましょう。

 

2.「アウトプット」を意識する

記憶はただ頭に知識を入れただけでは完全に覚えたとは言えません。覚えた記憶を欲しい時にすぐに引き出せて始めて“記憶した”というのです。

つまり、記憶をアウトプットできるようになることが大切なのです。

アウトプットの大切については「記憶するためには欠かせない質の高い“アウトプット”の仕方」でもお話ししているように、アウトプットの質を高めることによってより鮮明に記憶することができます。そして、質の高いアウトプットをする最も基本的な方法はインプットをする時に“アウトプットすること”を意識しながら行うことです。

例えば教科書を読む時でも、読んだ部分を要約したノートを作る気持ちで読むことによって、インプットした段階から情報を頭の中で整理していきます。こうすることで、いざその記憶を思い出す時に、どこにしまったかがハッキリわかっているため、すんなりと思い出すことができるのです。

多くの人は

・どうやって暗記するのが一番早くて確実か?
・どんな記憶術が簡単に覚えられるのか?

などといった質の高いインプットについては強い関心を持っています。ところが「どうすれば質の高いアウトプットができるか?」についての関心はうすいどころか、アウトプットの重要性にも気づいていない人が多いのが現状です。

インプットとアウトプットの2つが揃ってはじめて記憶ができるのであり、両方の質を高めることが記憶力アップにつながります。

・覚えたことをノートに書く
・記憶したことを何も見ないで声に出してみる
・暗記したことを友人などに話す

など、覚えて終わり・・・ではなくきちんと外に発信することを心掛けてください。

 

3.勉強や作業のスピードを上げる

よく暗記などで1つずつ確実に覚えながら取り組んでいる人がいます。でも実は、こうしたじっくり確実な方法というのは記憶力向上には全くつながらないのです。

脳の特性を上手に活用した4つのお手軽暗記術」でも紹介しているように、確実に覚えたいのであれば、記憶に費やす時間を短くスピーディーに行う方が効率的です。暗記1時間を1回やるくらいなら10分を6回やったほうがより多くの知識を記憶することができます。

人の記憶というのは頭に残るものもあれば、忘れてしまうものもあります。大事なのは忘れないようにすることではなく、忘れてしまったことをもう一度覚え直すということ。

つまり“質より量”で勉強するのがベストなのです。

そのためには、暗記や覚えたりする時間はなるべく短くする必要があります。実際にかかっている時間を短くすることによって、一通りの作業を1回でも多くこなすことができるからです。

さらに作業のスピードを上げるためには次の3つを心掛けることをおすすめします。

1)視点移動の回数を減らす

例えば英文をノートに書く場合、1語1語確認しながら書いているとノートと教科書の視点の往復だけでもかなりの時間がロスされます。もちろん慎重に確認しながら作業するのは大事なのですが、なるべく1回のチェックで多くの情報を記憶しておいてから作業すると作業スピードはアップします。

教科書を模写するのであれば句読点まで覚えてからノートに書き写すとか、英単語を暗記する時は1語ずつではなく10語ずつ覚えてからアウトプットするとか。

ほんの些細なことですが、これを意識するだけでもスピードはアップします。また、常に作業記憶をフルに活用しているため、慣れてくれば1回の記憶で多くのことをインプットできるようになります。

勉強中に視点が移動するのは1回や2回で済む人はほとんどいません。多い人なら数百回とあちこちに視点がいっているはずです。

買い物で、あちこち歩き回っているだけで時間はかかるし疲れてしまいますよね?勉強における視点移動もそれと同じですので、なるべく視点を動かす回数を意識して勉強してみてください。

2)テキストを見る回数を減らす

読む時は読む、書く時は書く・・・という風に1つの作業を集中して行ったほうが作業のスピードは上がります。一見同時進行で行ったほうが効率的と思われがちですが、作業が変わる度に脳を使う場所が異なるため、わざわざスイッチを切り替えなくてはいけないのです。

このスイッチの切り替えというのは、思っている以上に時間がかかってしまいます。1回の切り替えの時間はたいしたことではないのですが、これが積もるとなかなかのタイムロスになってしまうのです。

ですので、テキストや教科書に目を通す回数を減らし、1回のチェックで多くの知識をインプットするようにしましょう。そうすることで、作業記憶の容量が上がり、1回のチェックでテキストから多くの知識を記憶することができます。

ただし、それで完璧に記憶したわけではありませんから、忘れないうちにノートに書くなりしてアウトプットすることを忘れないように。インプットしながらアウトプットするのではなく、インプットし終わってからアウトプットする・・・といった工程で勉強するよう心掛けてください。

3)書く回数を減らす

勉強の中で最も時間がかかる作業の1つが“書く”です。黒板を板書する、ノートをきれいに書く・・・といった作業は勉強するうえで大切ですが、あまりそれに時間をかけすぎると記憶したり暗記する時間がなくなってしまいます。

ですので、なるべく書く時間を短縮することが大切です。この時、2.でお話ししたように、インプットの段階でどのようにアウトプットすればいいかを意識しているかどうかによってスピードは大きく変わってきます。

期待ないノートよりもきれいなノートの方が見栄えもいいですし、見返した時に何が書いてあるか一目で分かります。しかし試験で必要なのは“きれいにまとめたノート”ではありません。

勉強時間を短縮する意味でも、書くという作業はできるかぎりしないような学習スタイルを確立していきましょう。

 

まとめ

記憶力は日々の生活や勉強の仕方によって向上させることができます。ただそのためには勉強が“ただの作業”になってしまわないことが大切です。

記憶は脳に刺激を与えることによって高めることができます。しかし作業は頭を使わずに行うため、脳に刺激がいきません。

ここで紹介した3つの習慣を心掛ければ、勉強中に頭の回転が止まることはありません。工夫次第では効率よく頭を使った勉強の仕方があると思いますので、いろいろ試して自分なりの方法で記憶力を高めていってください。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


努力の仕方が重要なのです。


時間をかけて学ぶ事ではなく時間を使わないように工夫をすべきなのです。


そのためには勉強法を試す必要があります。


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