簡単に覚えられる基本的な記憶術6選~1000名以上が実践!~

近年、複雑かつ大量の情報を短時間で覚えられる“記憶術”に関心があつまっています。実は記憶術は昔から存在していた暗記の方法で、インターネットの普及に伴って世間に浸透してきたと考えられています。

記憶術とは人の記憶力をアップさせる方法ではなく、簡単に物事を記憶するためのテクニックのことを指します。そのため、コツさえつかむことができれば、誰でも簡単にあらゆるものを覚えることができます。

そこでここでは、どんなに暗記や覚えるのが苦手な人でも、あらゆるものを簡単に記憶できる6つの記憶術を紹介します。もし記憶力に自信がないのであれば、これからお話しする記憶術をマスターすることで、今まで以上に物事を簡単に記憶することができるのでぜひ練習してみてください

そもそも記憶術は2500年以上昔から存在していました。その後多くの人がオリジナルの記憶術を開発し、それらは今もなお実用されています。

ここでは、現在多くの人が実践している記憶術を6つ紹介します。この中から自分ができそうなものを選んで訓練してみてください。

ここで紹介するのは

1.写真的記憶術
2.語呂合わせ
3.エピソード記憶術
4.場所法
5.15秒待ってから記憶する
6.35ミニッツ・モジュール

の6つです。それぞれの特徴については以下の通りです。

 

1.写真的記憶術

写真的記憶術

写真的記憶術とは、あらゆるもの“背景”や“画像”として記憶する方法です。文章なども画像として記憶するので、文章を目で追って理解したりはしません。

例えば絵画やイラストは見てどういったものなのかを頭に焼き付けると思います。それと同じような感覚で本に書かれている内容も記憶するのが写真的記憶術です。そのため、この方法で記憶するにはかなりの練習が必要です。

人は文章を見るとついつい文字を追いかけてその内容を理解しようとします。ところが写真的記憶術ではこうした文章もすべて画像として記憶するため、まず“文章を読まないで記憶する”練習が不可欠になります。

いうなれば、本の見開きを写真に撮ってそれをそのまま記憶するという感覚です。

基本的な練習法としては、まず記憶したい内容を紙に書きます。それを自分の部屋だったりトイレなど常に目に入る場所に貼っておきます。

そうすることで、その書かれている紙を画像として記憶しやすくなります。そして文章の内容を理解して記憶するよりも、画像や背景として無視意識的に記憶したほうが忘れにくいのです。

そもそも画像として記憶する時、左脳ではなく右脳で記憶します。記憶には短期記憶と長期記憶があるのですが、長期記憶として覚えるためには右脳を使って覚える必要があるのです。

つまり、この写真的記憶術というのは右脳を使って記憶する方法なのです。

実は病気じゃない?自閉症の人が持っている隠れた才能」でもお話ししていますが、自閉症の人で驚異的な記憶力を発揮する人は、目で見た情報を全て映像で無意識に覚えています。さすがに自閉症の人のように全てを画像として覚えることはできませんが、その覚え方を身につけることで、右脳を使った記憶の仕方ができるのです。

 

2.語呂合わせ記憶術

語呂合わせ記憶術

誰もが一度は実践したことがある記憶術の1つが語呂合わせです。「暗記が苦手な人でもどんどん記憶できてしまう8つの暗記法」のなかでも紹介しているように、語呂合わせはすんなり頭に入ってくる上に、忘れにくく思い出しやすい情報として多くの人が実践したことがある記憶術でしょう。

例えば歴史の年号だったり英単語の文法などはすべてを記憶するよりも語呂に変換して記憶したほうが覚えるハードルが低くなります。

・良い国(1192)つくろう鎌倉幕府
・鳴くよ(794)うぐいす平安京

など、よりフランクな言葉に換えるだけで、記憶できる情報量が多くなります。語呂に換えることができれば、どれだけ複雑な内容も記憶することができます。

 

ただし、この語呂合わせを使った記憶術には1つだけ弱点があります。それは記憶したい内容を語呂に換えるのに想像力や発想力が求められるということ。

語呂合わせは、ただ記憶した内夜を語呂に換えればいいわけではありません。

・いかに簡単でインパクトのある語呂にできるか
・その語呂から知識に正しく変換できるか

この2点を満たさないと語呂として記憶する意味がないのです。こうした適切な語呂が作れないときちんと記憶ができないため、作れるようになるための練習が必要になります。

 

3.エピソード記憶術

エピソード記憶術

エピソード記憶術とは、別名『物語法』とも呼ばれており、記憶したい情報を物語化して覚える方法です。この時、内容をそのまま物語化するのもいいですし、語呂に換えてからストーリーをつけてもかまいません。

覚えたい内容をそのまま丸暗記するとなると、脳の中では短期記憶として扱われるため、頭に記憶されている期間が短くなってしまいます。しかし、記憶したい情報をあらゆる形で紐づけしてストーリー化することで、その情報にインパクトや感情が絡まり、より忘れにくい情報として脳に留まることになります。

例えば、中学校で勉強した英単語を全て覚えている人は少ないと思います。しかし、小さい頃に親に読んでもらった桃太郎などの昔話のストーリーは今でもしっかり覚えているはず。

この違いは物語にはその人の感情が移入しやすく、それによってより忘れにくい記憶として脳に定着するから。この性質を利用して、単語や文法を単品で記憶するよりも、ある程度ストーリー仕立てで覚えるのがエピソード記憶術での覚え方です。

例えば、英語の文法であれば、その文法が使われた小さなエピソードごと覚えたり、歴史などでも人の名前や出来事と合わせて、その時代の背景や「なぜその出来事が起こったのか?」まで合わせて覚えようとするとより記憶に残りやすくなります。

ただし、こうしたエピソードとして記憶するためには、その物語に少なからず関心を持つ必要があります。

エピソードや物語に対する関心が高ければ高いほどすぐに頭に入ってきますが、関心が薄いと物語ごとすぐに忘れてしまう特徴があります。もし覚えたいものに関心が出ないのであれば、マンガなどで書かれた分かりやすい参考書などから入るといいでしょう。

 

4.場所法

場所法

場所法というのは、「古代から活用されている歴史ある4つの記憶術」でも紹介している最も古い記憶術の1つです。記憶すべき情報を場所や情景と絡めて覚えることで、右脳で記憶した長期記憶と紐づけする記憶術です。

例えば子供が電車の窓から見える看板を読むことによって文字を覚えたりするのも、場所法の1つです。つまり、記憶したい情報を周りの風景とまとめて覚えることで背景を思い出した時に、その情報も合わせて思い出すことができる・・・というもの。

もちろん場所というのは人によって範囲が異なります。窓から見える景色や通勤・通学路と言った広い場所から、学校の教室や自分の部屋、さらにはトイレなどの狭い場所まで含まれます。

よくトイレに記憶したいことを貼っておく・・・なんてことが推奨されますが、これも場所法をお要した記憶の仕方です。トイレを思い出すことで、壁に貼ってあった情報も一緒に思い出すことができるのです。

 

5.15秒待ってから記憶する

15秒待ってから記憶する

効率よく勉強するために知っておくべき記憶のメカニズム」で紹介しているように、記憶には短期記憶と長期記憶で構成されています。そしていつでも思い出せるような記憶にするためにはいかに長期記憶を多く持つかによります。

短期記憶は吸収した情報によっても異なりますが、15秒くらいしたらすぐに引き出せなくなります。そこで、わざと15秒待ってアウトプットすることで、短期記憶から長期記憶に送り込めたものとそうでないものをふるいにかけるのです。

手順としてはまず暗記したい知識や情報をインプットします。この時、人に読み上げてもらったほうがベストですが、1人でやる場合は目からインプットしてもかまいません。

そして15秒待ちます。この時頭の中でインプットした情報を繰り返したりして忘れないよう頭をフル回転させましょう。

そして15秒たったらアウトプットをします。この時インプットした情報がキチンとアウトプットできていれば、脳の中で情報がきちんと整理されたことになりますし、できなかったのであれば、情報が頭の中で整理できなかったことになります。

これを繰り返すことで、どんどん頭の中の情報が整理され、必要な記憶を長期記憶に送ることができます。

この記憶術のポイントはインプットとアウトプットの両方を必ず行うこと。

記憶するためには欠かせない質の高い“アウトプット”の仕方」でもお話ししているように、何かを記憶するためにはインプットとアウトプットの両方が必要になります。このどちらかを疎かにすると、記憶できる量も記憶したものの質もガクッとさがってしまうので、必ず覚えたものはアウトプットするようにしましょう。

 

6.35ミニッツ・モジュール

35ミニッツ・モジュール

35ミニッツ・モジュールとは、1回の勉強時間を35分に設定し、その時間内に一通りの勉強を行う記憶術です。なぜ35分なのかというと、人の集中力が維持できる時間から定められています。

そしてこの35分を次のように分配します。

0~20分・・・新規項目の学習
21~24分・・・定着のための小休憩と復習の準備
24~26分・・・1日前の学習項目の復習
26~28分・・・1週間前の学習項目の復習
28~30分・・・1ヶ月前の学習項目の復習
30~35分・・・今日の学習項目の復習

引用:読書猿Classic

もちろん、必ず35分でないといけない理由はなく、もっと集中力が維持できるなら40分でも1時間でも構いません。ただし、6つの項目を休みなくこなせる時間帯に設定することがポイントなので、自分の集中力に見合った時間でこなすようにしましょう。

この記憶術の最大の特徴は、集中力が持続する時間をフルに使って一気に記憶することです。短時間で1か月前までの勉強内容を復習するため、以前勉強して覚えたことを思い出したり、きちんと記憶しているか確認することもできます。

 

まとめ

ここで紹介した記憶術以外にも様々な方法がたくさんあります。もしこれらの方法でピンとくるものがなかったら、いろいろ検索して自分に合った記憶術を探してみてください。

必要な情報を瞬時に暗記できる“記憶術”の隠れた特徴」でも紹介しているように、記憶術は、人間の能力を向上させるためのテクニックの1つです。記憶術を知らないと試験を突破できない・・・とは言いませんが、身につけておくことで勉強する時間を短縮できたり、より内容の濃い勉強をすることができます。

特に記憶力に自信がない人は、こうしたテクニックを用いることで、自分のウィークポイントをカバーすることができます。勉強において暗記や記憶は避けては通ることができないので、ぜひ記憶術を身につけてよりスムーズに勉強を進めていってください。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


努力の仕方が重要なのです。


時間をかけて学ぶ事ではなく時間を使わないように工夫をすべきなのです。


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