学習の効率を高めるための方法として「頭の回転を早める」というのがあります。ただ、頭の回転は意識的に早めることはできません。
頭の回転を早めるには脳にプレッシャーを与えて潜在能力を引き出す必要があります。分かりやすく言うと、今までより早い速度で情報を詰め込み、脳の処理速度を向上させるのです。
速読も頭の回転を早くするための訓練の1つです。そしてもう頭の回転を早くするもう1つの訓練は「耳で聞く音のスピードを上げる」方法です。
こうした、耳で頭の回転を早め、脳を鍛えるためのツールとして使われているのが「スピードリスニング」です。このツールはこれまで8500人以上が愛用している速耳ソフトで、自身の学習効果を最大限まで高めてくれます。
スピードリスニングの特徴
スピードリスニングは、株式会社インターナルから販売されている速耳ソフトで、2015年現在は『スピードリスニング5』となっています。使い方は、ソフトをパソコンにインストールすると、音声や映像の速度を上げることができます。
従来のステレオや音声再生ソフトでも倍速機能がついているものがありますが、それらはせいぜい2倍程度しかありません。しかしこのスピードリスニングは最大10倍まで速度を上げることができます。
また、従来の速耳ソフトで倍速処理をする場合、フィルターを使って音声データを抜き取るため、音質が劣化してしまうデメリットがありました。しかしスピードリスニングの倍速変換機能は、元の音声ファイルの情報データを減らすことなく処理するため、元データの音質をキープさせつつ、速度だけ変換させたファイルを作ることができます。
このスピードリスニングの性能や音質は、専門家にも高い評価をしており、脳科学者の斉藤英治さんもサイトの中で次のような感想を述べています。
スピードリスニングの性能は、抜群で、高速音声にしても、婚音質で、音声に切れ目がなく滑らかで、脳に優しく、この製品ならば脳力開発の効果が格段に上がり、各種脳力を早期に上達させると思われます。
数ある音声速度変換ソフトの中でも、スピードリスニングは、ドイツ製音声変換エンジンであるDiracエンジンを搭載し、脳に優しく非常に滑らかな高音質を実現しています。
参考:公式サイト
そしてスピードリスニングには高音性以外にも次のような特徴があります。
1)頭の回転が速くなる
スピードリスニングで作成した倍速ファイルを視聴することで、頭の回転がアップし、想像力・記憶力・発想力が向上します。その理由は倍速音声を聞くことによって脳内でウエルニッケ野という言語中枢が活発になります。
このウエルニッケ野とは、脳の中でも言語を理解する部分で、倍速音声を聞くことで言葉の意味を理解しようとする力が働くことによって活発になります。さらにウエルニッケ野の近くにある記憶や認識・理解などをつかさどる領域も同時に活発になるため、想像力や記憶力や表現力の向上にもつながるのです。
2)勉強時間が短縮できる
例えば120分の動画教材を全部見ようとすれば当然120分の時間がかかります。しかしスピードリスニングを使って3倍速で聞くことによって視聴時間を1/3にすることができます。
もちろん、3倍速では何を言っているか聞き取りにくくなりますが、そうすることによって何回も繰り返し視聴することになります。そもそも通常速度でも1回で理解できる人は少ないわけですから、より短時間で何度も繰り返し視聴することで、教材の理解をより短い時間で深めることができます。
3)オンライン動画を保存できる
スピードリスニングはDVDなどの動画や音声データを倍速変換するソフトではありません。例えばサイト上にアップされているオンライン動画なども丸ごと保存できる機能を持っています。(ダイレクトキャプチャ機能と言います。)
そのため、動画サイトやインターネットラジオなどもデータとして保存が可能。もちろん保存したデータは倍速再生データに変換することができるため、好きな動画や音声を自由に変換することができます。※動画や音声の保存は私的利用の目的にのみ活用するようにしましょう。
4)低速再生も可能
スピードリスニングは、倍速変換ソフトとして2倍から最大10倍まで速度を上げることができます。しかしただ音声速度を上げるだけでなく逆に下げることもできます。
つまり、スロー再生として0.2倍にまで下げることができるため、1つ1つの動作を確認したり聞き逃した内容を確実に聞き取ったりすることもできます。特にゴルフや野球のフォームの確認などには最適でしょう。
5)スマートフォン用に形式変換可能
基本的にスピードリスニングはパソコンにインストールして使うソフトです。ですが、音楽を聞いたり動画を見たりするのにスマートフォンやタブレット端末(iPadなど)を使う人も多いはず。
そんな人のために、スマートリスニングでは、スマートフォンやタブレット端末でも視聴できるようデータ形式を変換することができます。これによってパソコン以外の端末でも視聴することができるため、通勤や通学の電車の中や車の中などでも聞くことができます。
スピードリスニングでできる「速耳」トレーニング
音声や動画を倍速変換して頭の回転を上げるツール「スピードリスニング」。実はこうした聞き方を「速耳トレーニング」と言われており、近年注目されている脳トレの一種なのです。
速耳トレーニングとは文字通り、速く聞く技術のこと。
先ほどツールの特徴でもお話ししたように、倍速で聞くことによって脳がその言葉を無意識的に理解しようとする力が働き、それによってウエルニッケ野という言葉を理解する言語中枢が活発になるのです。そしてこれをさらに身近に行う方法の1つが“速読”なのです。
速読とは、通常よりも速いスピードで読むことを指しますが、実はこの時、書かれている本の内容をそっくりそのまま声を出さずに頭の中で唱えている状態になっています。これを追唱(ついしょう)」と呼びます。
では速読と速耳とではどこに違いがあるのか?それは“速度の限界”です。
速読をする場合、どれだけ早くても追唱のスピード以上の読書スピードをだすことはできません。なぜなら、追唱のスピードは話すスピードと同じなため、どうしても倍速に限界がでてしまうのです。
追従のスピードを上げることで読書スピードを上げることができます。しかし、一般的な速読では話すスピードより速い追唱スピードになるには相当な訓練が必要になります。
ですが速耳の場合、機械によって意図的に上げられた倍速音声を聞くことによって速読では難しい追唱スピードの訓練も簡単に行うことができます。しかも速読に比べて脳の負担が少ないため、長時間学習することも可能。
速読の場合、追唱スピードがそこまで速くないため主に左脳で情報処理しようとします。ところが速耳になると情報処理が左脳だけでは追いつかないため、右脳を使うことになるのです。
スピードリスニングを用いると頭の回転が速くなるのは、倍速の音声を聞くことによって左脳だけでなく右脳まで鍛えることができるため、理解力だけでなく想像力や発想力といった右脳の働きも良くなるのです。そして速耳によって追唱スピードが上がれば
- 教科書や文献を読む時間を短縮できる
- 脳の情報処理スピードがアップするので、思考速度が速くなる
- 相手の声がゆっくり聞こえるので会話や交渉などで余裕をもって対応できる
・・・といったことにもなるため、速読と並行して速耳トレーニングをすることがいいと言われています。そして速耳のトレーニングをするにあたって推奨されているソフトが「スピードリスニング」なのです。
スピードリスニングを買わない方がいい人
最大10倍まで倍速変換でき、どこにでも持ち運びできるデータに換えられるツール「スピードリスニング」ですが、実は誰にでも推奨しているわけではありません。専門家も推奨し、様々な機能がついているスピードリスニングですが、実は以下の条件に当てはまる人には買っても意味がありません。
その条件とは“買っただけで全く使わない人”です。
これは販売サイトでも以下のように謳っています。
スピードリスニング5があれば、天才になれるのか?
いいえ、答えはノーです。
最高級のゴルフクラブが、ワールドクラスのトップゴルフプレイヤーを育てるのではないのと同様に、スピードリスニング5が、あなたを必ず成功者へと導いてくれるわけではありません。
では質問をかえます。
スピードリスニング5が、あなたの人生をより豊かなものにしてくれるのか?
はい、お約束いたします。
スピードリスニング5を活用すれば、本来なら発揮できない、人間の脳に眠った潜在的な能力を引き出すお手伝いをすることが可能です。
集中力、発想力、想像力の向上により、自分自身への絶対的な自信を得て、今まで以上に、より密度の濃い、充実した人生を送ってください。
引用:公式サイト
つまり、ただ買っただけでは何の意味がないし、必ず天才になるとは限らない。しかし“活用すれば”少なくとも今よりも自分の潜在能力が開花され、より楽しい人生を送ることができると言っています。
またパッケージについても、スピードリスニングはWindowsにのみ対応しておりMacには対応していません。もしお使いのパソコンにWindowsがない場合は、使いようがないので買わない方がいいでしょう。
まとめ
スピードリスニングは、最初の発売から徐々にバージョンアップを重ね、現在「スピードリスニング5」として販売されています。これまで8500人の人が手にしていますし、インターネット上に上がっている感想やレビューを読んでも好評な意見が多いことから、決して粗悪なソフトでないことが伺えます。
学生の時だけでなく社会にでもいろいろと考えて判断することが求められます。むしろ社会に出てからの方が頭を使うしより柔軟な発想が求められるので、このスピードリスニングを使って想像力や発想力を養ってみてはいかがでしょう。