暗記の勉強をする時に実践してほしい集中力を高める方法4選

勉強の効率や学習効果を上げるためには、集中力を高めて勉強するかが重要です。特に暗記は作業自体が単調なため、集中力次第で覚えられる量や記憶への残り方も異なります。

どれだけ暗記に時間を費やしても、その時間集中していなければ知識として頭にインプットされません。逆に、短時間でもしっかり集中力を高めて取り組めば、知識としてインプットされ、試験の時に良い結果を出すことができます。

そこでここでは、暗記の勉強をする際に必ずやってもらいたい集中力を高める方法を紹介します。人によってさまざまな方法があると思いますが、少なくともこれから紹介する4つは、誰にでも簡単にできる方法なので、おすすめです。

 

1.ZONE(ゾーン)に入る

ZONE(ゾーン)に入る

集中力を極限まで高めていくことで、周りの雑音が気にならなくなり、視界も目の前のこと一点だけに絞られます。また、自分が集中しているものの情報については敏感になり、頭の回転が早くなったり、記憶力が劇的に上がったりします。

こうした状態をZONE(ゾーン)といいます。スポーツ選手などで良い結果を残している多くの場合、その選手がZONEに入っていることが多いです。

ですがこうした状態はスポーツ選手しかなれないわけではありません。1つのものに対して集中力を高めていけばZONEに入れるわけですから、勉強に対してもZONEには言った状態で取り組むことができます。

ZONEに入った状態で勉強をすると、短時間で多くの情報を頭に詰め込むことができます。しかも、ただ丸暗記しただけではなく、覚えた内容の理解までしっかりできているため、非常に忘れにくい特徴があります。

ではZONEに入るには具体的にどのようなことをすればいいのか?基本的にZONEは次の3つのことを意識して暗記することで、徐々に集中力が高まり、自然と入っていきます。その3つとは以下のものです。

1)速さを極限まで上げる

ZONEに入るためには、まず脳で情報の速度を上げることがポイントです。言い換えれば『頭の回転を速くする』ことで、丁寧に1つずつ勉強するのではなく、とにかくスピード重視で次から次へと勉強していくのです。

これによって、大量の情報が脳にある“海馬”に送られていきます。そこから左脳と右脳に情報が振り分けられるのですが、暗記によって脳に送られた情報のほとんどは左脳に振り分けられます。

しかし、すごい速さで情報が脳にはいってくるため、左脳の処理速度が追いつかなくなり、代わりに右脳が記憶してくれるようになります。また、スピードを上げて何度も同じ情報を脳に送ることによって脳が『生きていくのに必要な情報』と判断し、「効率よく勉強するために知っておくべき記憶のメカニズム」の中でも紹介している長期記憶として処理してくれます。

2)暗記する量を増やす

集中力は脳を使い続ければ続けるほどどんどん高まっていきます。逆に言えば、いったん休憩してしまうと脳もそこでトーンダウンしてしまうため、ZONEに入るのであれば、休憩を挟まずとにかく量をこなすようにしましょう。

とはいえ、「具体的な行動をする前に知ってもらいたい集中力の基礎知識」でも紹介しているように、人の集中力には限界があります。目安としては40~50分くらいになるべく多くの情報を脳に送るようなイメージで勉強してみてください。

また勉強をスタートした頃は、脳が処理できる量にも限界があります。ですので、日数をかけて徐々に処理できる量を増やしていくような計画で進めていくのがベストです。

例えば英単語の暗記の場合、1日目は20語、2日は25語・・・というような感じです。特に最初は「このくらいならできるだろう」と思えるくらいの勉強量にプラスアルファくらいから始めているといいでしょう。

3)暗記に没頭する環境を整える

人は何かに集中する時、周りが見えなくなったり周囲の音が聞こえなくなったりします。これは決して悪いことではなく、集中したことによって、五感が無意識に情報をシャットアウトしてしまうのです。

ZONEにはいるとはまさにこの状態のことで、目の前の勉強に没頭する状態になります。言い換えれば、こうした“没頭できる状態”を作りやすい環境に身を置くことで、より入りやすくなります。

例えば、暗記を始める前にマンガやゲームを視界に入らない所に片付けたり「勉強する時に最適!聴くだけで集中力が高まるおすすめ音楽」で紹介しているような音楽をBGMに流したり。こうした環境で暗記することで、より集中力を高めることができ、気がついたらZONEに入っていた・・・なんてこともあります。

 

2.健康的な生活を送ることを心掛ける

健康的な生活を送ることを心掛ける

勉強するために欠かせない集中力を高める4つの方法」でも紹介しているように、集中力を高めるためにはまず自分自身のコンディションを限りなく万全にする必要があります。なぜなら、暗記によって情報をインプットするのは、他でもない自分自身だからです。

いかに簡単に覚えられる暗記法を実践しても、体調が優れなかったら集中力が上がらないため、勉強効果としては低くなってしまいます。そんな状態で暗記をしても、通常の半分も頭に残らないでしょう。

つまり、暗記に限らず勉強に対する集中力を高めたいのであれば、まず体調管理を維持することが大前提だということ。

これが集中力を高める方法の最も基本といっても過言ではありません。ですので、健康を損なうような生活習慣はすぐに改善することをおすすめします。

具体的には次の3点です。

1)食生活

意外と軽視されがちですが、人は栄養を食べることによってしか摂取することができません。つまり、普段食べているものがどういったものかによって、健康的な体が作れるかどうかが変わってくるのです。

また「勉強の集中を妨げてしまう3つの栄養素」で紹介しているようなものばかり食べていると、集中力がどんどん低下していってしまう恐れがあります。完全に遮断することは難しいかもしれませんが、意識的に口にしないようするだけでも改善されますので、食べるものにはある程度こだわってもらえればと思います。

2)睡眠時間

暗記も含め、勉強していると脳のエネルギーを消費することになり、酷使すればするほど脳は疲れを蓄積をします。こうした疲れを取る最も効果的な方法が睡眠です。

また、脳は睡眠をしている最中に脳にある記憶の整理をしてくれます。これによって新しい記憶を入れるスペースを確保するわけですが、睡眠時間が短いとこうした働きも不完全になってしまうため、記憶力は低下していきます。

学習効率もアップする?質の良い睡眠を取るためのコツ」でもお話しているように、質の高い睡眠を取ることで、体の疲労が回復し、集中力も高まります。ですので、どんなことがあっても睡眠時間はしっかり確保するようにしましょう。

3)運動不足

運動不足の状態になると、体の血行が悪くなり、脳に酸素が供給されなくなります。そうなると、脳の働きが低下し、それに伴って集中力が低下します。

それを防ぐためにも、ストレッチをしたりジョギングやウォーキングなどの軽い運動を心がけましょう。また「記憶力アップに欠かせない“海馬”を鍛えて活性化する方法」でも紹介しているように、運動することで脳にある海馬が活性化され、より記憶しやすくなります。

 

3.勉強する時に耳栓をつける

勉強する時に耳栓をつける

集中力が高まれば、周りの雑音も気にならなくなります。が、集中力が高まるまではどうしても周りの音や声というのは気になってしまう人もいるでしょう。

そんなときにおすすめなのが“耳栓”です。

耳栓を着けて暗記をすることで、周囲の音をシャットダウンしてくれます。そのため、目の前の勉強に集中することができるので、特に周りの音が気になる人は耳栓をつけることをおすすめします。

また、音以外にも振動などにも注意が必要です。よくあるのが携帯電話で、バイブの振動によって集中力がそがれることがありますので、勉強している時は携帯電話を切るか、音も振動もならないように設定して置くようにしましょう。

ただしこれは、無音の方が集中できる人に限った話です。実は人が集中しやすい環境というのは、無音の状態よりも多少周囲がざわざわしている状態なのです。

そのため、無音の方がかえって集中力がもたないのであれば、わざわざ耳栓をする必要がありません。目の前の暗記に取り組めば自然と集中力は高まっていくでしょう。

 

4.普段とは違う場所で勉強する

普段とは違う場所で勉強する

学校以外の場所で勉強する時、多くの人は自宅の勉強机に向かって取り組むと思います。しかし、常に同じ環境で勉強していると、脳がその環境に慣れてしまい、勉強の効率が落ちてしまうこともあります。

そこで、たまには自宅の勉強机以外のところで暗記をしてみてください。

例えばリビングでやってみたり、ソファで寝転がってやってみたり。また自宅から出て、図書館などの公共施設や、公園などの外でやってもいいかもしれません。

このように、普段と違う環境で勉強するだけでも集中力を高めることはできます。特に暗記の勉強は作業そのものは比較的単調ですから、その気になればどこででも取り組むことができます。

また「効率よく暗記をするために知っておくべき5つのコツ」でも紹介しているように、ジョギングやウォーキングをしながら勉強するのもアリです。この場合、暗記の勉強をしつつ運動不足解消にもなりますから、まさに一石二鳥です。

常に同じ場所で勉強していると、どうしてもマンネリ化してしまい、集中力が切れがちになってしまいます。それを防ぐためにも、たまには環境を変えて暗記することで、より集中力を高めることができます。

 

まとめ

暗記という勉強は、他の勉強に比べてこれといった作業がない分、集中力次第で学習効果が大きく変わってきます。そのため、ここで紹介した4つの集中力を高める方法

1.ZONE(ゾーン)に入る
2.健康的な生活を送ることを心掛ける
3.勉強する時に耳栓をつける
4.普段とは違う場所で勉強する

というのは、非常に重要になってきます。もしあまり暗記が得意でないのなら、ぜひともここで紹介した集中力を高める方法を試してみてはいかがでしょう。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


努力の仕方が重要なのです。


時間をかけて学ぶ事ではなく時間を使わないように工夫をすべきなのです。


そのためには勉強法を試す必要があります。


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