勉強以外の時間でできる記憶力を鍛える6つのトレーニング法

試験で良い結果を残すためには、理解力だけでなく記憶力も重要になってきます。そのため、勉強の中で自分の記憶力を鍛える必要がります。

記憶力を鍛えることによって、より多くの知識や情報をインプットすることができます。頭に入れた知識が多ければ多いほど、試験の問題をスラスラ解けるようになり、良い点数をとることも不可能ではなくなります。

多くの人は、こうした記憶力を鍛えることを“勉強”によって行おうとしています。でも実は勉強以外にも記憶力を鍛える方法があるのです。

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勉強の中で記憶力を鍛える方法については「記憶力を鍛えるために勉強する際に心掛けるべき6ヶ条」で紹介してきました。でも実際は、勉強以外にも頭を使ったり脳を刺激する機会はたくさんあります。

そこでここでは、勉強以外の方法で記憶力が鍛えられる方法を6つ紹介します。どれも勉強の合間だったり、普段の生活を少し工夫するだけでできてしまうことなので、ぜひライフスタイルの中に取り入れてもらい、記憶力を鍛えていきましょう。

 

1.モノを作ったり料理をする

勉強以外で意外と頭を使うのがモノを作ったりする時です。例えば日曜大工でも作るモノが異なることによって

・どのくらいのサイズのものを作ろうか?
・どんな材料が必要か?
・どんな手順で作っていこうか?

などを考えなければ完成することはできませんよね?そして、こうした考えをすることが記憶力を鍛えることにつながるのです。

もちろん日曜大工でなくてもプラモデルやジクソーパズルなど、簡単に組み立てられるものでもOK。こうした組み立ておもちゃを作ることで、前頭葉の活動が活発になることが研究調査で明らかになっているのです。

前頭葉とは、脳の司令塔の働きをするところで、物事の判断や行動を指令したり、感情をコントロールしたりする部分です。この前頭葉の動きを活発にすることで脳の老化を防ぎ、記憶力の低下を抑えることができます。

特に料理は、前頭葉をフルに使っておこなうもので非常におすすめです。レシピを覚えたり、効率的な作業手順を考えたり、味をおいしくするために何を入れたらいいかを想像してみたり・・・。

勉強に疲れた時に、こうしたモノづくりや料理をすると、脳を使いながら気分もリフレッシュできるため、まさに一石二鳥です。

 

2.運動をする

勉強は基本的に同じ体制で行うため、長時間やっていると体が硬くなり、血液の循環が悪くなります。そうなると、脳に酸素が行き届きにくくなるため、記憶力はもちろん集中力ややる気も下がっていきます。

そうなった時は、思い切って体を動かすようにしましょう。そうすることで、血液の循環が改善され、記憶力や集中力を取り戻すことができます。

また「効率よく暗記をするために知っておくべき5つのコツ」でも紹介しているように、体を動かしながら暗記をすると机にかじりついて暗記するよりも覚えやすいと言われています。これは運動することによって、その時記憶したことをその運動をした“経験”と紐づけされるため、より強く記憶に残すことができるからです。

この時行う運動はあまり激しいものでない方がいいでしょう。ジョギングやウォーキングのように手軽にできる運動でも効果は絶大です。

それ以外にも、ダンスなどの楽しみながら体を動かせるものでもいいですし、ストレッチのような部屋でも簡単にできるものでも構いません。普段から運動を心掛けるのがベストですが、勉強の休憩の時だけでもいいので、体を動かすことを意識しましょう。

 

3.記憶力が上がる食べ物を摂る

脳の働きを良くするためには、暗記法や記憶術と同じくらい“食べるもの”にも気をつけなければいけません。普段から食べているものによって脳の働きを良くすることも悪くすることもできます。

では具体的にどのようなものを食べると記憶力を鍛えられるのか?

まず大切なのが「集中力をアップさせてくれる4つの食べ物と3つのサプリ」でも紹介しているブドウ糖です。ブドウ糖は脳を動かすエネルギーですから、これを欠かせないことが大切です。

さらに頭がよくなる栄養として有名なのがDHAです。DHAを多く摂取することで、神経伝達物質の量が増えます。

脳の神経細胞には突起のようなものがあり、その突起が別の神経細胞の突起に接触しながらネットワークを構築していきます。そして突起は接触しているところで神経伝達物質を渡すことで、脳内で情報伝達をしているのです。

つまり、DHAによって脳内の情報伝達が強化され、多くの情報伝達をすることができるようになります。これによって記憶学習能力がアップする・・・という仕組みです。

DHAが多く含まれる食べ物として有名なのが、イワシやサバなどの青魚です。またマグロなら霜降りのトロだったり、かぶと煮などで食べる目の裏のゼリー状の部分にも多く含まれています。

毎日食べることは難しいかもしれませんが、なるべく意識的にこうした青魚を食べるよう食生活を工夫してみてください。

 

4.感覚や感情を絡める

意外と知らない記憶を脳に刷り込ませるまでの5ステップ」でも説明している通り、人が物事を記憶する時は、より印象を強くすることがポイント。そして印象を強くするためには感情や間隔を絡めて覚えると効果的です。

何かを覚える時にもっとも記憶に残らないのは実は“丸暗記”です。丸暗記とは、覚えたいことを全て頭の中に叩き込む方法なのですが「全て覚えないと・・・」というプレッシャーが強くなり、覚えるものの印象に気が回らなくなってしまいます。

ですので、普段から感情や感覚を使う練習をするようにしましょう。

文字を書いたり音楽を聴いたりする時も、ただ書いたり聴いたりするのではなく、そこから自分なりに色々感じたり考えたりと、頭を使いながら行ったりするとか。また小説などの本を読む時も、ただ読むだけでなく自分の感情や心境を頭の中でイメージしながら読み進めていったり。

このように、普段の生活で起こる行動1つ1つに感情や感覚を絡めて行うことで、勉強する際にも同じような状態で取り組めるようになります。勉強以外における様々な行動についても、感情や感覚を絡めて行動するよう意識してみてください。

それだけで、勉強1つ1つに対する記憶力が高められ、創造的な記憶力が鍛えられます。

 

5.ジャーニー法を活用する

勉強以外で記憶力を鍛える有名な方法の1つが「ジャーニー法」と呼ばれるものです。これは別名“場所法”とも呼ばれ、「古代から活用されている歴史ある4つの記憶術」でも紹介している古くからある記憶術の1つです。

ジャーニー法とは、ある場所を思い浮かべ、覚えたい対象をその場所に置く・・・というもの。これは脳の海馬に位置する「場所ニューロン」を利用した記憶術であり、この方法で記憶したものは長期記憶に保存されやすい特徴を持っています。

やり方としては次の3点です。

1)印象に残るスポットを決める

例えば家から最寄りも駅までのルートの中で印象に残るスポットをいくつか決めておきます。バス停やコンビニなどのお店はもちろん、公園や○○○さんの家など、自分が印象に残っているものであれば何でも構いません。

2)各スポットに記憶したいものを置く

家から最寄り駅までを頭の中でイメージし、先ほど決めた各スポットに記憶したいもの置きます。もちろん“頭の中”ですから、実際にその場に行って実際に置く必要はありません。

これを繰り返すことによって、印象の深い場所と記憶したい情報がリンクされ、覚えたい情報が忘れにくくなります。場所もとりませんし、道具もいりませんから誰でもすぐに取り組むことができます。

ただし、このジャーニー法は人物名や部位などの“名詞”を記憶するのには向いていますが、公式の使い方や、原理・原則を記憶するのには不向きです。そのため、教科によって貢献度が違うことだけは理解してください。

 

6.ストレスを溜めない生活を心掛ける

記憶力を鍛える上でもっとも気をつけることは、普段の生活の中でなるべくストレスを溜めないことです。現代社会において全くストレスを受けない・・・なんてことは不可能ですが、上手に付き合うことが記憶力を高めることにつながります。

ではなぜ記憶力アップにストレスが良くないのか?それはストレスを受けることによって海馬に悪影響を及ぼすからです。

記憶力アップに欠かせない“海馬”を鍛えて活性化する方法」でもお話ししていますが、脳には海馬という部位があり、特に長期記憶と密接に関係します。分かりやすく言うと“忘れにくい記憶”を管理しているのがこの海馬なのです。

ところが、この海馬はストレスに非常に敏感で、長期間ストレスを受け続けると海馬の機能がどんどん低下していきます。そして海馬が低下することによって、単に記憶力が低下するだけでなくアルツハイマー病などの病気になる可能性も高くなります。

そのため、生活の中で受けたストレスを発散することが大切になります。趣味に没頭したり友人と楽しい時間を過ごすなど、体内に溜まったストレスを発散することで海馬にかかる影響を抑えることができます。

また、できる限りストレスのかからないように心がけるのも大切。勉強でも「やらないと・・・」という義務感が強くなるとどうしてもストレスを感じてしまうため、なるべく自発的に勉強する環境や気持ちを作るようにしましょう。

 

まとめ

記憶力を鍛えるには、勉強だけ頑張っても上手に高めることはできません。むしろ普段の生活から脳を使うことを意識することによって、記憶力は鍛えられます。

なぜか覚えられない!年齢以外で記憶力が低下する5つの原因」でもお話ししていますが、普段から脳を使わないとどんどん記憶力は悪くなっていきます。また「年齢だけじゃない?物忘れが激しい人にみられる5つの共通点」では、普段の生活習慣にも記憶力が低下する原因があることを説明しています。

つまり、生活習慣を改善し、勉強以外でもなるべく脳を使って考えたりすることが記憶力アップにつながるのです。

勉強だけ頑張っていれば記憶力がアップするわけではないですし、記憶術や暗記法を実践しただけでは根本的な解決にはなりません。ぜひとも日頃の生活から改めて、記憶力から鍛えってもらえたらと思います。

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