「なんとか勉強の効率を上げたいな・・・」
と思いますよね。
効率があがれば、それだけもっと勉強する事もできれば友達との遊びや趣味や恋人との時間を楽しむこともできますから・・・
しかしの効率化を図るにしても短期間で覚えられなきゃ効率も上がりません。
短期間で覚えたりするために脳を使うことが必要不可欠ですよね。
しかし、使うといってもただ考えたりするだけでは効果はうすいです。
より効率の良い勉強をするためには脳を活性化することが大切。
こうすることによって、同じ勉強でも脳に記憶される量も、質も、普通に勉強した時と比べられないほど良くなります。
あなたは勉強の効率が単純に2倍になったら何ができますか?
もっと余裕になるしもっと勉強をして試験でよりいい点数をとれるようにもなるはずです。
そこでここでは、より効果的な勉強をするために欠かせない脳を活性化させる方法とその重要性について脳科学に基づいた方法を詳しくお話していきます。特に勉強の効率が悪かったり、勉強が結果に結びつかない・・・と感じている人は脳を活性化する方法を理解してもらえれば解決すると思います。
脳を活性化させることで得られる効果
勉強に限らず、何かしらの結果を求めるのであれば、行動することが絶対条件です。例えば東京から大阪に行く時も家から一歩も出ないで大阪に行くことはできませんよね?
勉強でも「頭が良くなりたい!」と思うだけではその願いは叶いません。教科書を開き、ノートに書いたりすることで、学力がつき、その先に頭が良くなる未来が待っているのです。
さらに、その道を“どのくらいの速さ”で進むかによって、費やす時間や労力がかかってきます。先ほどの東京から大阪に行く例も
・飛行機に乗って大阪に行く
・新幹線に乗って大阪に行く
・夜行バスに乗って大阪に行く
・ひたすら歩いて大阪に行く
と、行く手段が違えば大阪に着くまでの時間や、かかるお金や、移動までの快適さも異なります。脳の活性化とは、まさにこれと同じこと。
極端な例を言えば、普通に勉強していたら覚えるのに1時間かかるところを30分で終わらせたり、10分考えても解けない問題を1分で解けるようになったり・・・このように、脳を活性化することによって記憶力や理解力を底上げし、効率よく勉強することができるようになるのです。
勉強に楽な方法というのはありませんが、脳を活性化することによって勉強したことが吸収しやすくなっているため「苦しい」とか「辛い」といった感情がなくなります。そのため、勉強する前にしっかり脳を活性化させることが必要になってくるのです。
脳を活性化させる方法
全く運動しないと筋肉がどんどんなくなっていくように、脳も使わないとどんどん退化していってしまいます。「全然覚えられない!暗記が苦手な人達の5つの共通点」で紹介しているように、脳を使わないからどんどん覚えられる量が少なくなり、それによって暗記が苦手になっていくのです。
脳の活性化とは、言い方を変えると“脳に刺激を与える”ことです。
よく「平凡な毎日」や「刺激がない日々」などと言いますが、これは精神面だけでなく脳への刺激もない状態のこと。つまり、日々の生活から脳に刺激を積極的に送ることで、普段から脳を活性化させることができます。
こうした刺激を普段から脳に与えることによって、脳の退化を防ぐのと同時に、脳が活性化されることが慣れていきます。脳は全く同じを受け続けると、その刺激になれてしまうため、徐々に効果が薄れていってしまいます。
こうした、脳が刺激に慣れてしまう前に、いろいろ普段の生活を工夫することで、脳に新しい刺激を与え活性化させてあげることが大切なのです。そこで脳を活性化するために私生活からできる方法を6つ紹介します。
1)利き手と反対の手を使う
ご飯を食べるにせよ文字を書くにせよ、意識しない限り利き手を使います。しかし、常に同じ手(利き手)を使っていれば、それが習慣化され、脳への刺激は全くなくなっていきます。
そこで、あえて利き手とは違う手を積極的に使っていきましょう。そうすることで普段使っていない感覚を使うことになり、それによって脳が刺激されます。
この時利き手ではない手を使うのはどんな些細なことでもかまいません。
・リモコンを使うとき
・携帯電話を使うとき
・服のボタンをかけるとき
・歯を磨くとき
・トイレットペーパーを使うとき
などなど、普段の生活に支障が出ない程度に利き手とは逆の手を使うよう心がけましょう。
2)味覚だけで食事をする
食事をする時、必ず食べるものを目で見たり、鼻でにおいをかいだりして口に運びます。このように、食事を楽しむ時は味覚だけでなく、視覚や嗅覚、さらには聴覚も使って楽しみます。
そこで、あえて味覚以外の五感をシャットアウトして食べてみてください。それだけで食事の楽しみ方が変わり、脳に新しい刺激を送ることができます。
例えばアイマスクをして食事をしたり、あえてにおいを嗅がずに食事をしたりなど、味覚以外の五感を使わないように食事をしてみてください。それだけで新鮮な感覚を体験することができ、脳が活性化します。
3)普段聴かない音楽を聴いてみる
人によって好んで聴く曲や歌というのがあると思います。ロック、ジャズ、クラシックなどさまざまな音楽がありますし、同じ音楽でも奏でている人が違ったまた違うテイストの音楽になります。
こうした自分が好きな音楽を聴く時、脳はとても心地よいと感じる状態になっています。ただ、刺激があるかないかでいうと明らかに“ない状態”です。
そこで、たまに自分が全く聴かない音楽を聴くのも脳に刺激を与えるのに効果的です。これは音楽のジャンルを変えたりするものいいですし、普段聞かないアーティストの音楽を聴くだけでも大丈夫です。
分かりやすくいうと、普段はEXILEを聴くけどたまにAKB48を聴いてみる・・・とか。これだけでも脳に刺激を与え、活性化させることができます。
4)知らない道を散歩してみる
「記憶力アップに欠かせない“海馬”を鍛えて活性化する方法」でも紹介していますが、運動は脳を活性化させるのに最適です。ですので、時間がある時に体を動かすことで脳に刺激を送ることができます。
さらに脳により刺激を与えたいのであれば、あえて知らない道を歩いてみるといいでしょう。そうすることで普段見慣れない景色を見ることができ、それが脳の活性化につながるのです。
ですので、たまには通勤・通学ルートを変えてみるのもおすすめです。何か新しい発見があるかもしれないですし、運動にもなり脳にも刺激を与えられる一石三鳥の方法です。
5)妄想をしてみる
日常生活からかけ離れた世界に身を置くことは、五感全体を刺激し、脳を活性化させます。もちろんそんな世界に身を置くことはできませんが、妄想することで、それと同じような体感を頭の中ですることで脳の活性化につながります。
基本的に妄想ですから、自分の都合のいい世界を勝手に作り上げて、その中に自分がいるとイメージするだけで十分です。
・もし自分が○○○にいたら
・もし自分が1億円持っていたら
・もし自分が×××な能力を持っていたら
など、自分勝手に考えてもらって結構です。こうした妄想は脳を活性化させるだけでなく想像力を高めてくれますので、ちょっとした空いた時間にやってみるといいでしょう。
6)人と会話する
人と会話をすることは、視覚や聴覚をフルに活用するため、脳に大きな刺激を与えます。また、全く同じ口調で全く同じことを話すことはないため、能がその刺激になれてしまうことはまずありません。
ですので、なるべく多くの時間周りの人と話すようにしましょう。また勉強する時も一人でやるよりも友達複数でやったほうが脳の活性化にもつながります。
習慣づけるために欠かせない脳内物質
そもそも脳が刺激を受けるとなぜ活性化させるのか・・・それは、刺激を受けることで脳内物質が分泌されるからです。そしてこの脳内物質には“依存性”があります。
例えば、今まで食べたことがないくらい美味しいお菓子に出会った時「また食べたい!」「もっと食べたい!」と思ったことがあるでしょう。実はこれも、そのお菓子を食べたことによって脳内物質が分泌され、再びその刺激を求めてしまうのです。
これと同じ脳内物質を勉強することで分泌させることができれば、自然と勉強するでしょう。勉強することによって与えた刺激を脳が求めているため、自然と勉強したくなりますし、その状態で勉強したことは頭から離れにくくなります。
ただし、この脳内物質はただ分泌されればいいわけではなく、適度にほしがる状態がベストです。
度を越えて分泌する量が多くなると、それに比例して依存性が高くなります。そうなると、例えどんな手段を使ってもその刺激を求めてしまうので、分泌しすぎるのもよくありません。
欲しいな・・・やりたいな・・・くらいに感じるくらいで十分です。その状態で勉強するだけで、学習効果は高まりますし、ストレスや疲れを感じにくくなります。
これが脳を活性化させる本当の目的なのです。
ドーパミンが分泌される2つの要素
ドーパミンは快楽物質の1つであり、脳内で分泌されればされるほど、脳は活性化された状態になります。それによって脳そのものの能力が高まるのとともに、刺激を求めてます。
「勉強が楽しい!」と感じれる原因の1つは、勉強している時にドーパミンが分泌されているからです。つまり、いかにドーパミンを分泌させられるかが効率の良い勉強ができるかどうかのポイントになってきます。
ではどのように勉強すればドーパミンが分泌されるのか?大きく分けると『負荷』と『報酬』の2つの要素が必要です。
ここでいう負荷とは、「自分はアホだ」「勉強なんてできない」といったネガティブな思考のこと。この負荷がかかることによって「ならば勉強しないと!」という気持ちを生み出し、ドーパミンの分泌につながるといわれています。
また、負荷をかけることによって報酬を手にした時の快楽が大きくなります。大きな負荷をかけるとかえってやる気がなくなってしまいますが、多少の負荷をかけることは必要です。
さらに、報酬も大きくなりすぎるとかえってストレスを感じやすくなるので、最初は小さなものから始めましょう。そもそもここでいう報酬とは“自分で自分を褒めてあげられるポイント”のことを言います。
・英単語を10個覚えられた
・授業で分からない問題が解けた
など、ささいなことでかまいません。こうした小さな報酬が蓄積されることによって、学力アップにつながるのです。
勉強する際は自分に小さな負荷をかけ、小さな報酬を求める・・・これを意識することでドーパミンが分泌されやすくなるのです。
まとめ
脳の活性化は、勉強に限らず人が成長するに当って必要不可欠なことです。脳を活性化させることによって、知識や経験などが吸収しやすい状態になるため、勉強したことがすんなり頭に入っていくのです。
さらに、知識が増えたこと、問題が解けたことに楽しさを感じ「勉強って楽しいんだ!」という気持ちになることもできます。そのためには普段の生活から脳を刺激させることが大切になりますので、ぜひ心がけてもらえばと思います。