テスト勉強で限られた時間で効率よくこなす3つのコツ

中学校に入ると、小学校の時にはなかった『定期テスト』が始まります。これにより、先生や親に言われたり、友達の姿を見ることで「勉強しなきゃ」と感じることが多くなるでしょう。

とはいえ、小学生の時に自分なりの勉強法を確立できた人はほとんどおらず、多くの人は「勉強ってどうやるんだ?と疑問に思うはず。特にテスト勉強については今まで経験したことがないですから、具体的な方法を一から探さないといけません。

そこでここでは、定期テストを乗り切るためのテスト勉強のやり方について紹介します。特に自分の勉強の仕方が確立していない人は、ここでお話ししたことを実践し、そこから少しずつアレンジを加えて、自分なりの勉強法を確立していってもらえばと思います。

定期テストの重要性について

定期テストの重要性について

テスト勉強のやり方を紹介する前に、そもそも定期テストとは何なのか?なぜ定期テストのための勉強をしないといけないのか?これらの理解をもう少し掘り下げてみましょう。

基本的に定期テストは各学期に中間テストと期末テストの2回が行われます。定期テストは、これまで勉強したことの理解度を確認するものでもあり、基本的に今まで授業で習ったところを中心に出題されます。

小学校でも授業の一環としてテストを受けたことがあると思いますが、中学で受ける定期テストは、それとはまったくの別物です。特に出題範囲は広く、主要5教科をまとめて受けなければいけません。

そして定期テストの結果は、学校の成績(内申点)に大きく影響します。

もちろん、テストの点数だけで成績が決まるわけではありませんが、定期テストの結果が大きく反映されていることは間違いありません。そのため、テスト勉強を怠って赤点(平均点の半分以下の点数)を取ってしまえば、その教科の成績は大きく下がることは必至。

ただ、逆に言えばテストの点数さえ良ければ、授業態度が多少悪かったりしても、それなりの成績をつけてくれるということ。そのため

『定期試験を制する者は中学の勉強も制す』

とも言われています。特に高校を学校の推薦で進学するためには、学校の成績は必要不可欠な要素です。

さらに言えば、定期テストの勉強というのはいずれ訪れる高校入試の試験対策の勉強の練習でもあります。中学に入学してから高校入試を受けるまで、定期テストは約10~15回ほどありますが、こうしたテスト勉強を経験することで、自分なりの勉強法を確立していきます。

ですので、「たかが学校のテストだし・・・」と侮ることはできません。今後の進路の選択肢を増やす意味でも、定期テストは万全の状態で挑む必要があるのです。

 

テスト勉強の基本5ヶ条

テスト勉強の基本5ヶ条

各教科の具体的な勉強法については「受験対策にも使える!中学の各教科別テスト勉強攻略法」で詳しくお話ししています。しかしテスト勉強に取り組むにはどの教科にも共通したポイントがあります。

これらのポイントを押さえずして各教科の勉強をしても、定期テストで良い結果を出すことはできません。では、定期テストを乗り切るためには具体的にどのような勉強をすればいいのか?

大きく分ければポイントは5つあります。ただ、これらをテスト一週間前とかではなく、普段の勉強から取り入れることで、定期テストのハードルを下げることができますので、ぜひ実践してみてください。

1)出題範囲は全て勉強する

よくテストに出るところがどこかをヤマを張り、そこだけを重点的に勉強する人がいますが、きわめてリスクが高いのでおすすめしません。まず出題範囲は全て勉強する・・・これはテスト勉強における鉄則です。

ただし、テストの実施日は決まっているわけですから、時間が無限に使えるわけではありません。そこでおすすめなのが『授業中にテスト勉強をする』という方法です。

定期テストは、基本的に今まで勉強してきたところから出題されます。つまり、今授業で受けているところも出題範囲になっているわけですから、授業中の時間を上手に活用してテスト勉強の時間を作ってみてください。

そうすることで、自宅に帰ってから自由に使える時間が増えます。その時間を別の勉強に充てたり、テレビを見たりゲームをしたりなどのリラックスする時間に使うことができます。

ただしこの場合、受けている授業と同じ勉強をするように心がけること。例えば英語の授業中に数学の勉強をすれば怒られてしまいますから、英語の授業中は英語の勉強をするようにしましょう。

2)先生が強調しているところは要注意

授業中、先生の話を聞いていると特に強調して話しているところが少なくとも1回以上あるはずです。こうした部分は特にテストに出題される可能性が高いので、しっかりノートなどにとって記憶しておきましょう。

なぜなら、定期テストを作成するのは先生であり、先生が大事だと思っている部分は高確率でテストに出るからです。つまり極端な話、強調して話している部分は真剣に聞き、それ以外の部分は多少聞き逃しても問題ないということ。

ノートも、黒板で強調されているところや熱く話している部分だけ取り、それ以外のところは後で友達にノートを借りてまとめるのもいいかもしれません。

3)宿題に全力投球しない

学校に通えばほぼ毎日宿題が出されます。ただ「ある意味危険?勉強時間を捻出する大胆な時間の作り方3選」でもお話ししているように、自宅で真面目に宿題をする必要はありません。

未提出になると成績に響いてしまうのでおすすめしませんが、テキトーにやってなるべく宿題にかける時間を減らすようにしましょう。そして浮いた時間は自主学習に回した方が結果的に学力はアップします。

特に「この宿題意味があるの?」と疑問に感じるものに全力で取り組むのは時間と集中力の無駄になる可能性があります。ですので、先生に怒られない程度にこなして、自分のためになる勉強に時間も労力も費やしましょう。

4)ノートの見直しは必須

定期テスト一週間前になれば、出題範囲が確定します。そこから当日までの間、毎日かかさずすべきことは“ノートの見直し”です。

ノートは、授業の内容や教科書の内容をコンパクトにまとめたものです。このノートを1教科あたり15~30分読み返すだけでも、出題範囲の知識を頭にいれることになります。

テスト勉強とは問題を解いたり新しい知識を入れることばかりではありません。授業などで習ったことを読み返し、勉強したことを思い出すのも立派な勉強なので、ぜひ実践してみてください。

なお、ノートの取り方については「受験生にオススメ!各教科別ノートのまとめ方のコツ」で詳しく紹介していますので、こちらを参考に日々の授業のノートを取ってもらえればと思います。

5)問題集を最低3回は解く

勉強したことが頭に入っているかどうかを確認するためには、実際に問題を解くしか方法はありません。そこで、学校で配布されたプリントや問題集などを、時間を区切って何度も繰り返し解くようにしましょう。

ただし、2回目以降同じ問題集を解く時、正解した問題は飛ばして不正解だった問題だけ取り組むように。解ける問題をどれだけやってもそれ以上の知識は増えませんから、解けなかった問題に時間を使ったほうが有効的です。

もちろん、ただ“合っていた”“間違っていた”だけをチェックしただけでは意味はありませんから、間違っていたものの解説はしっかり読むようにしましょう。

 

間違ったテスト勉強の仕方3選

間違ったテスト勉強の仕方3選

先ほど紹介した5つのテスト勉強の方法

1)出題範囲は全て勉強する
2)先生が強調しているところは要注意
3)宿題に全力投球しない
4)ノートの見直しは必須
5)問題集を最低3回は解く

これらを実践することで、中学の定期テストは難なく乗り切れるだけの学力を身につけることができます。もちろん、人には得手・不得手があったりするため、多少勉強法にアレンジを加えたりするとより効率よく勉強することができるでしょう。

逆にどれだけ時間をかけて勉強しても全く意味がない間違った勉強の仕方もあります。

特にこれから紹介する3つの勉強はテストにあまり役に立ちませんし、学力アップの見込みも薄いので、もし普段から取り組まれているのであれば、すぐにやめることをおすすめします。

1)ただノートを書き写すだけ

特に几帳面な性格の人は、できるだけノートをきれいにまとめようという意識が強い傾向があります。たしかにきれいにノートがまとめられれば、読み返した時に非常に分かりやすいです。

しかし、ノートをきれいにまとめるために時間を費やしすぎるのはよくありません。そもそも定期テストは問題が出題され、その問題にいくつ答えられるかで点数が決まるもので、ノートのきれいさは点数に加味されません。

きれいにまとめる意欲は素晴らしいですが、分かりやすければ多少汚くも問題ありません。ノートの取り方については「勉強やビジネスで劇的に効果が上がる5つのノート術」を参考に改善していってください。

2)教科書を音読する

社会や理科などと言った暗記がメインとなる教科で、教科書を音読している人がいます。ただ教科書の内容を覚えるのであれば音読“だけ”では効果はあまりありません。

テストで良い点数を取るためには、出題された問題をいかに正確に答えられるかがポイントになってきます。つまり教科書を音読しただけでは『問題を解く力』というのはつかないのです。

また、音読することによって教科書の内容を覚えようとしても、その効果は回数を重ねるごとに低下していってしまいます。もし教科書の内容を暗記したいのであれば「教科書や参考書の内容をサクサク覚えるための裏ワザ」を参考に取り組んでみてください。

3)一夜漬け

一夜漬けは、テストに出題する範囲を一晩で全て丸暗記する、いわば奥の手のようなものです。そのため、その時のテストは乗り切れるかもしれませんが、長い目で見ると効率の悪さや作業の多さからおすすめできる勉強法ではありません。

どうしても一夜漬けを使わないといけないのであれば「テスト直前の強い味方!一夜漬け暗記のコツ」でお話ししていることを元に実践してください。そうすれば少なくとも、目の前のテストくらいは乗り切れるでしょう。

 

まとめ

中学生活にとって定期テストは大きなイベントの1つでもあります。この定期テストを上手に攻略することができれば、その先の高校入試も大変な思いをすることなくクリアすることができるでしょう。

とはいっても、何か特別なことをしないといけないわけではありません。

時間を有効に活用し、効率よく勉強していけば中学の勉強は難なく取り組むことができると思います。あまり苦手意識を持たず、自信を持って勉強に打ち込んでください。

>あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

あなたは自分の頭の良し悪しが存在すると思いますか?

頭の良し悪しはIQという数値で判断されています。


そして、IQは努力だけではなんともできないとも言われています。


確かにIQは遺伝と言われています。


しかし、IQには二種類あって一方は遺伝で決まってはいるもののもう一方は遺伝ではなくちょっとした努力で成長させる事が可能です。


とはいってもとにかく勉強をすればいいとか暗記をすればいい・・というわけではありません。


努力の仕方が重要なのです。


時間をかけて学ぶ事ではなく時間を使わないように工夫をすべきなのです。


そのためには勉強法を試す必要があります。


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